むし歯治療をしたんですね。
> ・治療後に冷たい物がしみていたのは、治療により神経が敏感になっていたせいですか?
そうだと思います。
> ・現在熱いものを飲むとしみるのは、重症の可能性が高いのでしょうか?
重症化している可能性もありますし、その逆の可能性もあります。
なかなか判断が難しいところです。
> ・治療前に痛みはなかったのですが、現在このような痛みがある原因は何でしょうか?治療ミスですか?
治療ミスではありません。
神経に近いところのむし歯を取ったら、その刺激で痛むかもしれないというのは当然あり得ることです。
たまたま
歯ぎしりによってひびが入ったのがその日だった、という可能性もゼロとは言えません。
でもそれを証明することも対応することもできませんよね。
痛みが出るかもしれないということで、さっさと神経を取っていれば痛くないかもしれませんが、その方がよかったのでしょうか?
何とか残そうということをするとその分痛みが出るリスクも出てきます。
そのリスクは患者さんも共有してもらわないと治療ができません。
> ・熱いものがしみるようになってしまった場合、神経を取り除くことしか治療方法はありませんか?
歯髄保護をして痛みが引くこともあります。
あくまでその状態によりけりです。
> 海外在住のため、不安です。
> また私は
歯ぎしり持ちなので、それも何かしら悪さをしているのではないかと思っています。
もちろん外力もとても
歯髄の炎症に関係してきます。
上記にも書いたようなひびが起きたり、ただ揺さぶられるだけで
歯髄が過敏になることもあります。
生体、特に硬いものに囲まれた
歯髄はとてもデリケートです。
それまで痛みがなかったとしてもその近くまでをむし歯を取るために触るということは、何らかの刺激が歯髄に伝わるということです。
それによって起きる反応を歯科医師がすべてコントロールすることは不可能です。
歯髄保護の薬を置いて、うまくいくという人が7割いたとしたら3割はうまくいかなかったということです。
なぜその7割がうまくいったのに3割がうまくいかなかったのか?ということは誰にもわかりませんし、受け入れるしかない現実です。