歯のお悩み相談詳細

ご相談

2回目の根管治療がとても痛く、治療を進めるのが不安です。

おちゃん様49歳女性
お世話になっております。
質問は最後の方に箇条書で書きましたのでよろしくお願い致します。

【経緯】
3月3日に抜髄(右上、奥から2番目)
3月10日に1回目根管治療
3月17日(本日)2回目根管治療

1回目の治療は詰め物を外す段階からかなり痛く苦戦。
今回は2回目の根管治療で、詰め物を外す時は前回よりはマシでしたが、根の消毒をする時は前回より物凄く鋭い痛みがあり変な汗をかくほどだったため麻酔をしてくださいました。
その麻酔歯茎では無く、歯の中?に打ったようでかなり痛かったですが、即無痛になりました。
そして、抜髄時にも使った針のような器具でゴリゴリジャリジャリと歯の中を削り、ピピピーと音のする機械も使っていました。(凄くピーピー鳴ってました)
最後に根管に薬を詰める時には麻酔が切れて来ていたのかまた多少痛みがありました。
痛いことは伝えましたが先生は気にとめていない感じで、『この分だと次回最終のお薬詰められそうです』と言われて終わったのですが…。

【質問】
1)今日麻酔を打って効いたという事は細かい神経が残っていたということですか?
2)針のようなものでゴリゴリ削ったのは残りの神経を削って除去していたということでしょうか?
3)ピピピーと鳴る機械は根管の長さ(深さ)を測る機械だと勝手に認識していたのですが激しくピーピー鳴るのは私の根に何か問題があるから鳴るのでしょうか?
4)2週間も経つのに押されたらまだ痛く、消毒の際も麻酔を打つほど痛みがあるのに次回最終の薬で良いと判断できたのはなぜでしょうか?
5)こんなに痛みがあっても先に進んでしまって大丈夫なものでしょうか?
(細くて複雑な神経がまだ残っているのでは?と不安です)
6)次回の予約が既に満員で2週間後になってしまったのですが、2週間もあけて大丈夫でしょうか?

本来は担当医師に聞くべきところ申し訳ありません。
とても混み合っている歯科医院であまり質問したら、次の患者さんにご迷惑ではないかと私自身が気おくれしてしまい質問出来ませんでした。
状態や個人差がある事ですので一概に断言出来ない事は充分承知しております。
一般的な予測や、もしご自身だったら、という見解をお聞かせ頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根管治療を行っているんですね。

> 1)今日麻酔を打って効いたという事は細かい神経が残っていたということですか?

その可能性があります。


> 2)針のようなものでゴリゴリ削ったのは残りの神経を削って除去していたということでしょうか?

ゴリゴリというのは根管を拡大してます。
もちろんその中の歯髄組織をきれいに取るためという目的もあります。


> 3)ピピピーと鳴る機械は根管の長さ(深さ)を測る機械だと勝手に認識していたのですが激しくピーピー鳴るのは私の根に何か問題があるから鳴るのでしょうか?

根っこの先端まで器具が届いているということで音が鳴ります。


> 4)2週間も経つのに押されたらまだ痛く、消毒の際も麻酔を打つほど痛みがあるのに次回最終の薬で良いと判断できたのはなぜでしょうか?

先端まで達してしっかり消毒できて、次回までには痛みも引き、最終的に詰めることが出来ると判断したのかもしれません。


> 5)こんなに痛みがあっても先に進んでしまって大丈夫なものでしょうか?
> (細くて複雑な神経がまだ残っているのでは?と不安です)

> 6)次回の予約が既に満員で2週間後になってしまったのですが、2週間もあけて大丈夫でしょうか?

2週間くらいあけて痛みが引いてくれば埋めてもいいと思います。
細かな神経を100%取ることは出来ません。
ある程度の所で封鎖して細菌の活動が出来なくするということが目的です。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 1)今日麻酔を打って効いたという事は細かい神経が残っていたということですか?

治療している歯が奥から2番目ですので、根が複雑なことが多く、見つけにくいまたは細い神経で取りきれないこともあると思います。


> 2)針のようなものでゴリゴリ削ったのは残りの神経を削って除去していたということでしょうか?

その通りです。


> 3)ピピピーと鳴る機械は根管の長さ(深さ)を測る機械だと勝手に認識していたのですが激しくピーピー鳴るのは私の根に何か問題があるから鳴るのでしょうか?

いいえ、根の長さを測る際に、根から飛び出さないようにしますので、根の長さに到達している時の音です。


> 4)2週間も経つのに押されたらまだ痛く、消毒の際も麻酔を打つほど痛みがあるのに次回最終の薬で良いと判断できたのはなぜでしょうか?

きちんと処置がされていれば、予測として言われているのだと思います。
症状が、思ったより収まらない場合、再度根の治療になると思います。


> 5)こんなに痛みがあっても先に進んでしまって大丈夫なものでしょうか?
> (細くて複雑な神経がまだ残っているのでは?と不安です)

次回 症状が消えていれば問題ないと思います。


> 6)次回の予約が既に満員で2週間後になってしまったのですが、2週間もあけて大丈夫でしょうか?

きちんと蓋がされていれば、問題ありません。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
虫歯が進行し、神経のある部屋まで到達し、神経が一旦感染してしまったら歯髄は健康な状態に回復することはありません。
そのため抜髄と言って神経をとる処置が必要になります。

歯の中にある歯髄組織は取り残しなくきれいに除去する必要があります。
そのために電気抵抗を利用した根管長測定器という器械を使って根の先を機械的に診断しながら治療をしていきます。
ピーピーと音がしたのはそろそろ根の先端ですよ、激しくピーピーと音がしたのはここが根の先端ですよと知らせる音ですので異常があるということではありません。

そして、根の先は大変細いのですが、この根の先まで十分に廓清し、詰め物をしなければいけません。
規格化された詰め物用の薬剤があるのですが、最低その太さまで拡大しなければ十分な治療ができません。

上顎の第一大臼歯と思われますが、この歯は基本3本の根があり、場合によっては4本あるケースもありますので、それを全て目的を達成させようとすると結構時間がかかります。

歯の根の周囲には歯根膜と呼ばれる歯に掛かる圧力を感知・緩衝する組織があります。
硬いもの、軟らかいものの区別ができるのはこの歯根膜があるからです。
極端に固いものは咬めませんね。
限界以上の力がかからないようになっています。
また、歯を何かにぶつけると暫く痛みますね。
この歯根膜に一時的に限界以上の力が加わったため、歯根膜がダメージを受けて後遺症が出ているからです。
神経をとると、この歯根膜が一時的に限界値が落ちた状態になりますので、暫くは咬む力が落ちたり、極端な場合は触っただけでも痛みを感じることがありますが、次第に回復してくるはずです。

根の治療を終了するタイミングはこの痛みが無くなってからのほうがよいと私は思っています。
しっかり蓋がされているのであれば、1〜2週間間隔が開いても大丈夫です。

歯科医院を探す

全国約68,000件の登録歯科医院より、お住まいの地域や治療内容にあった歯科医院を検索できます。

根(神経)の治療に関するお悩み相談

お口の悩みを歯科医師に相談する

ログイン 歯の悩みを相談 歯科医院を検索