歯のお悩み相談詳細

ご相談

根管治療後1ヶ月が経ってから痛みが出た。原因は何でしょうか?

にゃん様36歳女性
痛みのない奥歯の小さい虫歯を治療。
削ってセラミックを入れたのですが、治療後痛みが出ました。
「削った時に神経が出てしまったかもしれない」とのことで、更に削り、根管治療をしてセラミック被せ物をしました。

治療から1ヶ月経ち、今日急に治療箇所が痛み出しました。
神経を抜いたのにまた痛むのはどのような原因があるのでしょうか?

元々痛くなかった歯が神経を抜くことになり、神経を抜いても痛くなるなんて初めてで費用も時間もかかり、戸惑っています。
他の歯科医院に変えるべきなのでしょうか?

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
噛み合わせ食いしばり、歯に亀裂が入っている、隠れた根管があるなど、いくつか考えられると思います。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
むし歯を削るとそれまで痛みがなくても、それがきっかけで痛みだすことは時にあることです。
そのため神経を取るわけですが、神経を取るというのは、歯の中の歯髄という組織を取ることであり、その歯髄の先端は骨の中に通じています。
骨にまで感染が広がる可能性が出てくるということです。
そういうことで痛みが出てしまうこともあります。
どんなにうまい先生でも100%痛みが出ずうまくいくということはありません。
95%は痛みを出さずうまい先生でも5パーセントは痛みが出るということです。
70%の成功率の先生なら30%は痛みが出るということです。
今痛みが出だしたということで、その5パーセントなのか30%なのか、わかりませんよね。
したがって今の先生がうまい先生なのか、それともそうではない先生で変わったほうがいいのか、ということはここでは判断できません。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
にゃん 様、初めまして。
治療後の歯の疼痛でご難儀の事と拝察申し上げます。

一般的に、虫歯の特徴は、見た目の入り口は小さめですが、内部に深く末広がりに広がっているのが特徴です。
文面より推測致しますと、当該歯の虫歯も、外からの見た目は小さな虫歯ですが、恐らく内部は深めの虫歯であった可能性が高いと思われます。
深い虫歯の場合、削った後に歯髄組織に対する温度刺激、機械的刺激等が強くなり、充填後に疼痛が出る場合が時々あります。

1.疼痛が漸次減少傾向に向かう場合は、3カ月程経過観察です。
自然消失する場合が多々あります。

2.疼痛が漸次増加傾向に向かう場合は、抜髄(神経を取る)になる事もあります。

お尋ねの件は、セラミックインレーからセラミック冠に被せなおした様ですが、文面の通りの経緯だとすれば、後から被せ直したセラミック冠の費用は、医院負担かな?と思われます。

根管治療後の疼痛の要因は以下の様な事項が考えられます。
一般的に、神経を取り、被せた歯を咬んだ時疼痛が残る原因には
1.残髄炎
2.根管側枝の存在
3.副根管の存在
4.歯根尖周囲の病変
等があります。

もう少し経過をみて、消退しない場合は、再根管治療も有り得ます。

歯科医院を探す

全国約68,000件の登録歯科医院より、お住まいの地域や治療内容にあった歯科医院を検索できます。

根(神経)の治療に関するお悩み相談

お口の悩みを歯科医師に相談する

ログイン 歯の悩みを相談 歯科医院を検索