歯のお悩み相談詳細

ご相談

2017/08/15

インビザラインで矯正したが元の顔に戻したい。

summer様44歳女性
初めまして。
どうぞ宜しくお願い致します。

元々歯並びは良かったのですが、かみ合わせが不安定だったのと、前から2番目の歯が少しねじれていたのを治す為にインビザラインをしました。
今となっては十分きれいな歯並びだったのに、余計なことをしなければ良かったと後悔しています。

最初は3〜10ヶ月で治療が終わると言われていたのが、2年程かかりました。
しかも、前歯の矯正だけのはずが、1年程経ってから奥歯も動かさなければならなくなりました。
抜歯はしていませんが歯間を何ヵ所も削りました。
前歯を引っ込め、歯列弓の拡大、奥歯のゴムかけによる引き出しもしました。
現在、奥歯は噛めていないところもあります。
が、セラミックの歯が多いため、セラミックを作り直すように言われています。
現在、保定に入って半年くらいです。奥歯の治療をしてからフェイスラインが変わってしまいました。
頬が痩け、フェイスラインが長くなった感じです。
口元を引っ込めすぎたせいか笑うと顎が出て見えます。
下の歯も引っ込めたせいか口角も下がった感じです。
それと、若干中心が左にずれています。

今の顔がすごく嫌です。
どうしても、元の顔に戻したいです。
今、保定をやめたら、どのくらい元に戻れますでしょうか?
一般的に、歯列弓、奥歯の引き出し、前歯の引っ込み、それに伴った歯の垂直的な移動は元に戻せるのでしょうか?
また、後戻りとは平均的にだいたいどのくらいの期間で戻りますか?
後戻りに期待できないのであれば、再度矯正して最初に近い状態に戻すことは可能でしょうか?
アドバイスお願い致します。
毎日ずっと悩み、頭から離れません。

写真を見るたびに落ち込み、悲しくなります。
ご回答お待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
矯正で思った感じにならなかったんですね。

> また、後戻りとは平均的にだいたいどのくらいの期間で戻りますか?
> 後戻りに期待できないのであれば、再度矯正して最初に近い状態に戻すことは可能でしょうか?

後戻りはさせようと思ってするものではありませんし、完全に元の状態になるわけでもありません。
歯は口唇や頬、そして舌の力によって歯の位置はゆっくりと変わっていきます。
元の歯並びは子供のころからのその力で並んだもので、それをインビザラインで矯正力によって今のように移動させたという状態です。
なので再度自然に任せていればある程度は戻ることも考えられますが、その場合削った歯は元には戻らないのでどのようになっていくのかは誰にもわかりません。
同じ状態には絶対に戻らないでしょう。
最初に近い状態というのが客観的にはっきりとわかっているのであればいいのですが、それを評価するということもかなり難しいことかと思います。

あと顔が変わったということですが、体重が減ったということはありませんか?
矯正をするとしばらく噛めないので痩せて頬がこけるということはありえます。
そういうことでの顔の変化に関しては元に戻すといってもこればっかりは矯正だけではどうしようもないところです。
今の時点で一体どのあたりが気に入らないのか、それを治すためには何が必要なのか、そういう点をもう一度しっかりと歯科医師と話し合ってかぶせなどで対応できるのであればまだやりやすいのかなと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
歯の幅が少し変わっているので、元に戻すのは難しいかもしれません。
後戻りですが、多少はあるかと思います。
最初の状態に戻ることはないと思います。

ちなみに矯正専門のところでの治療であれば、大学病院矯正科で診察をしてもらうのはどうでしょうか。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
summer 様、初めまして。
インビザラインによる矯正後の保定期間中で、顔面の変化が気になる事と拝察申し上げます。

実際にsummer様の術前術後の口腔内やレントゲン、歯型、顔面写真、口腔内写真等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、一般的に、矯正治療後の状態を、術前のとおりに戻すことは、中々困難な事です。

1)現在かかられている医療機関は、矯正歯科学会認定医以上の資格をお持ちの矯正歯科でしょうか?

2)下記に示すような流れの検査、分析、診断、治療計画、の説明が有りましたでしょうか?資料を渡されたでしょうか?

一般的に歯列矯正治療は、以下の様な手順で、実施されます。

1.矯正相談
 ここで、患者様の主訴(一番治したいところ、1番気になるところ)をお伺いする。
 矯正治療で治せる範囲かどうかの判別をします。
    
2.検査
 頭部レントゲン規格撮影
 正面写真、顔貌の左右の対称性、咬合平面の位置、上下顎骨の水平的位置関係
 側面写真
 頭蓋に対する上下顎骨の位置関係、成長方向、
 上下顎骨の大きさ、前後的、垂直的位置関係、軟組織のプロファイル、
 歯列の位置関係、前歯部歯軸の状態、   
 パノラマX線撮影
 歯数、智歯の有無・生え方、大臼歯の位置関係、顎関節の状態、埋伏歯過剰歯の有無
 虫歯歯周病の状態
 平行模型
 歯牙の大きさ、歯列の幅・長さ、咬合状態、歯槽基底部の幅・長さ
 顔貌写真、口腔内写真
 態癖検査

3.分析・診断・治療計画
 2.の検査結果をコンピュター分析にて診断をたてます。
 診断に基づき、治療方針・治療計画を作成。

4.御説明
 3.の結果を充分ご説明後、分析結果・治療計画書等を患者様にお渡し。
   
5.治療開始
 4.のご説明の後、患者様が納得された場合に初めて治療開始になります。

一口に矯正歯科といっても、その実態(技術力)はピンからキリで、様々ですので、きちんとした学会認定医以上の矯正歯科を選ぶ1つの選択肢としまして、下記の基準を御紹介致します。

1.日本成人矯正歯科学会認定医
2.日本矯正歯科学会認定医
3.日本臨床矯正歯科医会会員
4.自立支援法(育成・更生医療)指定医療機関
5.外科矯正施設基準指定医療機関

1〜5のどれかを標榜している医療機関は、一定水準以上の技術レベルの施設です。
ホームページ等で調べる事が出来ます。
上記の資格を持つ矯正歯科で、セカンドオピニオンで1度診て頂く事をお勧めいたします。

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