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ご相談

2024/11/03

矯正治療後

矯正治療後、歯の神経が死んで黒ずんでしまいました。

きくちゃん様39歳女性

10年以上前に前から4番目の上下の歯を抜歯して、矯正しました。
矯正中に力が強かったのか、上の前歯の左から3番目(犬歯)の神経が死んで黒ずんでしまったようです。
その後、特にその歯の治療を勧められたりはないので今もそのままなのですが、気になるのは歯の黒ずんだ色くらいで、放置してても問題はないのでしょうか？

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

矯正で神経が死んでしまっているのかどうか、それをどうしたらいいのか、というのは非常に難しい問題です。
歯を動かしたり、外傷によって歯の歯髄、いわゆる神経が死んでしまうことはあり得ることです。

ただその場合、歯髄が死んでその血液が固まり歯が黒ずみますが、感染はしていない状態だったりします。
感染を起こしていない歯の場合、いったん死んでしまった歯髄がまた生活反応をしだすことがあります。
生き返るという事です。
ただ、その場合にでもいったん黒ずんだ歯は生き返ったとしても黒ずみは治りません。

本当に歯髄が死んでいるのか、それともまだ生きているのか、感染してるのか、してないのか、などをしっかりと見極めて、どうしたいのかという事も含めて考えていく必要があります。
やはり色が気になるという事なら神経が生きていたとしても、神経を取って、黒ずんだ歯をウォーキングブリーチなどをしてきれいにしていくことが一番になりますし、生きているなら出来るだけ歯髄を生かして、歯を長持ちさせるという事を優先したほうがいいという事もあるかもしれません。
そういったことをよく相談して処置を決めてください。