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ご相談

根管治療を保険治療と保険外治療で行う場合の違いを教えて。

こすが様53歳男性
お世話になります。
子どもの歯のことで悩んでおります。

歯が痛くなり歯科にかかったところ中心結節が折れているとのことで根管治療を勧められたものの、神経が生きている可能性があるということでレジンで蓋をして様子見をすることにしました。

それから定期的に受診しながら5ヶ月ほど経ち、歯茎が腫れを出して様子見となりましたが気になり、CTなど設備がある別の歯医者さんを受診したところ、歯の根にの袋があり神経は壊死しているので治療が必要だが、保険治療だと未完成な歯であることもあり長持ちはしない可能性があって保険適用外の治療だと可能性はあるが100%ではない、という説明を受け、動転したこともあり、子どものためならと保険外の治療を行なう予約をして帰ってきました。

帰宅して冷静になり、保険外保険治療でそんなに違うのか疑問も生じ、高価であることもあり、どの程度違うものなのかご意見をお伺いしたいと思い相談させていただくこととしました。
治療期間は3カ月ほどと言われましたがネットで調べますと、未完成歯の場合は根が閉じた後にもう一度薬を詰め直す必要があると書いてあった点も気になっております。

お忙しいところ恐れいりますがよろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根未完成歯の治療方法ですね。
根未完成の場合、その歯がどのように反応するのかはなかなかわかりません。
最終的には細菌をできるだけ清掃して少なくさせ、出来るだけ根が完成するのを待ち、そのうえで根管治療を終了するということなんですが、使用する材料としてMTAセメントなどが保険では適応となっておりません。
(海外では一番生体材料としてよいものとしてMTAセメントというものが使われていますが、日本では保険適応ではなくまた非常に高価なものです。)

そしてできる限り時間をかけて丁寧に行うことが根管治療では大切ですが、保険ではそこまで時間をかけられないという点でも違います。
最終的には保険保険外の違いはその技術の差ですから、その先生をどこまで信頼するかどうかということに尽きると思います。
人間国宝の作るお茶碗と、素人が同じ材料で作ったお茶碗、、どう違うんですか?といわれても、それが技術だったり何か目に見えないものの値段の差だというのと同じようなものです。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
根が未完成の場合の治療はある程度確立されています。
経過観察が必要で、根が完成されたと思われる時期に再度の処置が必要になることが多いと思います。
保険自費の場合ですが、使う薬がやや違うと思われます。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
中心結節破折して永久歯歯髄が感染してしまうことはまれにあり、お気の毒に思います。
感染したばかりでまだ歯髄が生きている時とすっかり歯髄壊死してしまった場合と考え方は違いますが、処置としては似たような対応となります。
健康保険で対応してきましたので、申し訳ありませんが保険適応外の治療法の知識がありません。

根の先を完成させるために使用するお薬と完成した後に詰めるお薬が違いますので、最終的にはもう一度詰め直しということになります。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
こすが 様、初めまして。
中心結節破折後の治療でお悩みの事と拝察申し上げます。
 
中心結節は、中々厄介な結節で、ご相談の様な事例を時々経験致します。
根尖が完成していないと尚更厄介です。
神経が死んでしまっている時はアペキシフィケーションという根の先を閉鎖させる治療を要します。
神経が生きている場合は、アペキソゲネーシスという根尖部の閉鎖を誘導する治療を要します。

お近くに歯内療法専門医がおられれば、1度診て頂く事も選択肢の1つです。

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