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2017/05/15
虫歯 治療後

虫歯の治療後、ズーンとするような痛みが激しくなりました。

ちゃぴ様7歳女性
初めまして。

本日歯の治療に行きました。
虫歯(C2)は下の左側、5番の歯です。
レントゲンを医師と一緒に確認しました。
Cを描くように黒く虫歯の影があり、神経には達していませんでした。

出来るだけ神経を残す方向に持っていきますね、と、先生。
麻酔してから削り始めました。

削っているときに一度飛び上がるような痛みがありました。
麻酔を足しますね、とプラス2〜3回打っていました。
そこからは削っていても痛みは無かったです。
削り終わり、型を取り、仮の詰め物もして治療終了。

治療から2〜3時間経過した頃、ズーンとするような痛みが激しくなり、立ち仕事ができず横になる始末。
痛みはずっと続いています。
時間と共に少しずつ和らいできていますが、この痛みはなくなるのでしょうか。

治療中に神経が傷ついたりしたのかな？と、不安です。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
むし歯を治療したんですね。
よく勘違いされるんですが神経まで達する達しないというのは非常にあいまいなものなんです。
歯の一番かたい部分、エナメル質の下には象牙質というものがあります。
この象牙質には象牙細管という細い管が無数に歯髄から外に向かって開いています。
したがって象牙質まで達した時点で神経まで通じる穴はすでに開いているという状態なんです。
この象牙細管は何らかのカルシウム分でふさがっていたりいろいろするんですが、むし歯をとるとその穴がぽっかり空いてしまったり、削ったことによる刺激で歯髄に炎症が起きたりといったことが起きてしまいます。
もちろんその炎症が一時的なものでだんだん引いてくれば神経を残せますし、そうでない場合、炎症が続き（痛みが続き）、そのうち神経が死んでしまうということになるようなら神経を早く取ったほうがいいという状態になります。

現状がどうなるのかはまだわかりませんが、痛みが強く出ているということだけでも電話で伝えておけば、その対策を考えておいてくれると思います。
（今しばらくは痛み止めなどで経過を見ていくしかないと思います。）

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
少し経過を見るのもいいと思います。
ただ、ズキズキとした自発痛や温かいものにしみ続ける場合は、神経の処置が必要になるかもしれません。

酒井　信　先生からの回答

酒井　信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井　信先生
麻酔で痛みを感じなくとも、削られたことには違いがありません。
削るという行為で歯の内部、神経に近い部分まで刺激を受けたわけですので、その後遺症で麻酔が醒めた後痛みを感じます。
神経が傷ついたわけではありません。
次第に落ち着いてきます。

船津　三四郎　先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津　三四郎先生
ちゃぴ 様、初めまして。
むし歯の治療後の疼痛が気になる事と拝察申し上げます。

一般的に深いむし歯を充填した後、しみたり、疼痛が発現する場合があります。
象牙質内の象牙細管を通して温度刺激、接触刺激、酸味刺激等が歯髄内の神経に伝わる為です。

1．症状が漸次減少傾向に向かう場合は、3カ月程経過観察です。
歯髄腔内部に二次象牙質が造成して来て、神経が守られ、疼痛が消失する場合があります。

2．症状が漸次増加傾向に向かう場合は、歯髄炎に移行しつつあります。
抜髄（神経を取る）に至る場合もあります。

担当医に良く御相談下さいね。

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