治療方法でのお悩みですね。
同じ症例、(といっては失礼ですが)の患者さんを10人の歯科医師が見たら10通りの治療方針が出てきて(一人が複数の案を出したらもっと)、どの治療方法がいいのかみんなで話し合ったとしても結局一番いいという方法は出てきません。
考え方によってどちらがいいのか判断できないことが多々あるからです。
歯周病の治療ではしっかりと歯石をとることが一番大切ですが、しっかりとればとるほどしみる症状がひどくなることがあります。
そのために、その歯をしみないように神経をとるということも痛くないという意味では正解でしょうし、できるなら神経は残したいという希望があるなら何とかしみないように、しみるのを少しなら我慢したほうがいい、というのが正解になります。
審美的なことに関しても好みです。
見た目が気になるということですが、今の
歯並びが悪い状態で見た目が気にならないのか、それとも数年間矯正の
ワイヤーが見えるけれどもその後きれいな
歯並びになるほうがいいと考えるのかはその個人の考え方ですよね。
矯正といえども歯にダメージが全くないわけではありませんし、しなかったときの歯の生存率としたときの生存率を比較することは結局できません。
アドバイスできるとしたらできるだけしっかりと
歯周病の治療をしてもらう、
歯周病専門医のアドバイスを受けてみるということくらいだと思います。