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妊娠中、うがい液使用と歯茎に薬を入れた。胎児への影響はある?

かなぶん様39歳女性
現在、妊娠6週です。
親知らずが腫れて痛かったので歯医者さんに行きました。
妊娠中であることは事前に告げています。

治療の際に、ヨードのうがい液を使ったことと、腫れている親知らずの周りの歯茎に注射のようなもので薬を入れられました。
胎児に影響があるか気になっています。
小さなことが気になってしまって・・・。
ご回答いただけると有り難いです。
よろしくお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
妊娠中の治療はとても気になりますよね。
妊娠中に歯茎が腫れたりすると大変な思いをされますよね。
治療につかったものがなんであるのかを特定することは難しいですが、おそらく抗生剤の軟膏か何かだと思います。
イソジンでの消毒はイソジンアレルギーでなければ問題ないと思います。
(妊婦さんの帝王切開の際でもおなかにドバっとイソジンを塗って消毒してるくらいですから。)

抗生剤の局所投与ですが、その量は内服に比較して非常に少ないものです。
例えば抗生剤を1錠服用してそれが全身に回るのにどれだけ薄まるでしょう。
その数分の一の量が局所にとどまることでその場所の抗生剤の濃度は数十倍になり、非常に効果があります。
そして何より考えないといけないのが、この治療によって得られるメリットです。
歯茎が腫れて膿んでいるという状態は、細菌が歯茎の中で増殖し、を持っているという状態です。
細菌や細菌の毒素が血液を介して全身を回っているという状態です。
当然このことは胎児にも影響を与えてしまいます。
この問題を解決するためにイソジンや抗生剤を使用しようとしたとき、そのデメリットだけを考えると現状の回復は望めません。
たとえ抗生剤の問題があるといっても、現状の問題よりはましであるというときには処置をすべきということになります。
そして今回のイソジンや局所投与の抗生剤はその影響はほとんどないとされているものです。

そう考えると一刻も早く歯茎の腫れを治すことのほうが大切であるということがお分かりいただけると思います。
早く良くなるといいですね。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
かなぶん 様、初めまして。
ご妊娠中で、歯科治療の影響が気になる事と拝察申し上げます。

妊娠初期ですので、気になる事と思います。
うがい液等の含嗽剤は、服用する訳では無いですので、問題有りません。
仮に若干飲み込んでしまっても、量的に問題は有りません。
腫れている歯茎のお薬の注入は、ごく局所の使用ですので、全く問題は有りません。

市販の痛み止め等を服用しないようにご注意下さいね。

お大事にどうぞ。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
その量であれば問題ないと思われます。
ただ、できれば使用する薬はセフェム系かペニシリン系にしたほうがいいと思います。
さらに、産科の先生に確認されてその先生の処方に従っていただいたほうがいいと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
妊娠初期のヨードの過剰摂取はよくないとのことで心配されていると思いますが、うがい程度では影響は全くないと思われます。
また、歯茎に入れたお薬ですが、これも少量でしょうから心配されることはないと思います。

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