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薬アレルギーですが、親知らずが虫歯なので抜歯したほうが良い?

ポポロン様37歳女性
下に親知らずが左右に生えていて虫歯になっています。医師から抜いたほうがいいと言われてますが、抜こうか迷っています。真っすぐ生えているので抜きやすいみたいです。

私は、薬に過敏症で安全性の高い薬でも副作用がでたり、アレルギー体質で喘息を持っていて、抗生物質の服用は禁止されています。

親知らず抜くと抗生物質を内服しないといけないと思うのですが、必ず抗生物質を内服しないといけないのでしょうか。麻酔も大丈夫なのかな?と不安があります。

内科で凄く安全で昔から処方されてる薬でも、強いアレルギーが出てしまい命に関わった事があるので、医師からはどんな薬でも慎重になるようにと言われています。

親知らず虫歯になっていたら抜かないとだめですよね?

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
アレルギー体質であれば、処置に慎重になるのは当然だと思います。この場合、その虫歯の程度が左右すると思います。

保存不可能なほど、ひどい状態なのか、そうでないのか。保存可能であれば、必ずしも抜く必要は無いと思います。ただ、保存した場合、虫歯等の病態が再発しないように予防処置を講ずることが必要になります。

抗生物質ですが、特に炎症のない歯を抜く場合、必ず使用しなければならないことは無いのではないでしょうか。感染予防の意味も含まれますので、抜歯後の注意を最大限にすれば、それも可能かと考えます。担当の先生との要相談になります。

今まで麻酔されたことが無いのであれば、歯科大学病院などで皮内テストなどをされて、安全の確認をされるのもひとつの手段だと思います。

名越 充 先生からの回答

大阪府
名越歯科診療所
名越 充先生
親知らず抜歯に必ずしも抗生物質の投与を、というわけではありません。

できれば投与が望ましいですが、体質上投与が難しい場合は、何よりも抜歯窩・創部の十分な洗浄・消毒により治癒を計ることになります。

 私が所属していました京都大学では、移植治療が盛んに行われていますが、この移植の前に必ず口腔外科での診察があります。親知らずが残っているかどうかを確認するためです。親知らずは歯の中で一番ばい菌に感染しやすく、不潔だと言われています。その親知らずが残っている状況で移植手術を受ければ、移植後の免疫抑制剤の影響で親知らずに潜伏していたばい菌が増殖し、移植自体を台無しにするのです。ですから、移植チームはこの親知らずがあれば手術は中止にします。

 それほど親知らずはやっかいなものなので、明らかな痛みや今回のような虫歯があれば、他の歯や粘膜組織を守るためにドクターは抜歯を勧めるのです。

 ポポロン 様は薬剤アレルギーをお持ちとのことですので、処置中の体調の変化、緊急時の対応がきちんとできる大学病院等の口腔外科での処置をお勧めします。さらに内科の先生(?)にも処置を受ける際に連絡を取って(普通は歯科医師が内科の先生に手紙を書くと思いますが)十分な問診、必要な検査を受けられてから、処置を受けられたほうが良いと思います。

確か顎関節症での相談もされていた方ですね。
通院されている歯科医院の口腔外科の先生に相談に乗ってもらうことが一番治療への近道でしょう。

山田 恵子 先生からの回答

宮城県
やまだけいこ歯科クリニック
山田 恵子先生
ご相談ありがとうございます。

親知らずを抜く理由として、時々歯ぐきが腫れる、虫歯があるが治療が困難である等が挙げられます。

もし、虫歯になっていても治療が可能であれば抜く必要はありません。(口を最大限に大きく開けることが求められますが)

また、抜歯抗生物質は服用した方がいいのですが、場合によっては必要ないこともあります。

しかし、麻酔は必須ですので抜歯が必要であれば麻酔科のある病院の口腔外科に受診した方が安心かと思います。

なお、虫歯を放っておくと治療も抜歯ももっと困難になりますのでいずれにしても早めに処置を受けて下さい。

山内 美香 先生からの回答

東京都
白金山内歯科室
山内 美香先生
抜かずに治療をするという選択肢もあります。

その際、麻酔薬は使用しない範囲で処置してもらい、レーザを当ててもらって穴を埋めてもらう。もしくは虫歯の大きさにもよりますが、小さいのであれば処置をせず進行するかどうか様子を見る手もあります。上にかむ歯があるのであれば、治療がよいと思います。

また、どうしても抜く必要があるのであれば大学病院へいかれたほうがよいと思います。

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
お薬のアレルギーの件は、担当の歯科医院の先生はご存じなのでしょうか。
抜歯をした場合に、抗生物質を処方されることは多くあると思いますが、痛みどめだけというケースも少なくありません。

もちろん、たいして痛くなければ痛みどめも必要はないと考えます。
ただ、麻酔にも御不安があるということなので、どんな治療になるにしても、アレルギーについてはきちんと把握されてから処置をされた方がよいと思います。

きちんと生えているということなので、虫歯の治療をして歯を抜かずに残すこともできると思いますが、場所的に再度虫歯になりやすいということで、抜歯をお勧めになられたのではないかと思います。
しかし、この虫歯の治療も、深く削る必要があれば麻酔をする治療となります。

まずは、担当の歯科医師と相談され、一番安全な方法をお選びになられてはいかがかと存じます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
虫歯の処置だけできれいに治せるのであれば抜く必要はありません。

ただ虫歯の処置ができたとしても、奥のほうに歯茎がかぶっていたりといったことがあれば腫れたりする可能性はあります。そういう意味でも、親知らず虫歯は抜くことが多いです。

抜歯に際して抗生物質は必ずしも必要とはされていません。通常予防的に感染しないようにということで出します。なので痛み止めだけで経過をみるということもできると思います。

ただこの痛みどめ、麻酔薬といったものに対してアレルギーがあるかどうかということが問題になってきます。痛みどめはアレルギーが出やすい薬なので内科によく確認してから服用することをお勧めします。飲まないで我慢できるのか?そういったことも考慮する必要があると思います。

たとえば虫歯処置のときに麻酔は使用できるのか一つ一つ、といったように使える薬を確定していったほうがよいと思います。

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