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ご相談

アレルギー体質の虫歯治療

悩めるアラフォー様55歳女性
こんにちは。悩めるアラフォーと申します。

以前は、知覚過敏の件で、ご回答頂きましてありがとうございました。
先生方にとても親身なご回答いただき、大変ありがたかったです。

すいません、今回は14歳の息子のことで、また相談させて下さい。

現在、息子は奥歯が虫歯になっています。
治療は、多分、被せ物?か詰め物?が必要となってくると思われますが、アレルギー体質のため、保険治療または保険外治療かで悩んでいます。

息子のアレルギー体質は、
 ・「解熱鎮痛剤で喘息の中発作が出た(もともと小児喘息です)」
 ・「ペニシリン以外の全ての抗生物質で薬疹が出る」
 ・「金属テストでは、18金ホワイトゴールドはかぶれ無し、金メッキはかぶれ有り(共に指輪1時間)」
と言った内容です。

この場合、保険適用での治療にすべきか?または、保険外での治療とした方が良いか?
また、その他に注意点ございましたら、ご教授頂けませんでしょうか?

お手数おかけしますが、どうぞ、よろしくお願い致します。

山内 美香 先生からの回答

東京都
白金山内歯科室
山内 美香先生
小児ぜんそくがあったとのこと、他に虫歯はありませんか?

ぜんそくの方は服用の薬や唾液の性状から虫歯になりやすく何度も同じところが虫歯になったしまう方がみられます。

金属アレルギーがあるとのこと、本当はセラミックにされるとよいと思いますが詰め物であればゴールドをお勧めします。

ただ本当の改善は虫歯の出来にくい体質、ご子息様なら体力づくりをされて、喘息になりにくい体をつくる事です。

もしも、薬を服用されているのであれば服用しなくてもよいように徐々に改善していくことが将来的に歯にも体にもよいことです。

名越 充 先生からの回答

大阪府
名越歯科診療所
名越 充先生
金属アレルギーのテスト(パッチテスト)も済んでいらっしゃるようですから、原因金属以外の金属が保険適応可能であれば、保険治療でも良いと思います。

一方、まだ14歳ですから、保険外の良い金属を使ってご子息の口腔内の環境を整え、来る将来に備えるという考え方もあります。

主治医の先生とよくご相談なさってはいかがでしょうか。

 アレルギーについての他の注意点ですが、なめし皮や以前用いられていましたマーキュロクロムや顔料(接触によるリスク)などに含まれている金属によるアレルギーにも注意をしてください。

また、虫歯の治療中、除痛目的で麻酔薬を使用される場合は、喘息の既往もおありとのことですから、種類・量ともに十分注意してください(主治医の先生がきっとご存知だと思いますが)。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
まずは金属アレルギーが歯科用金属に対して出るのかどうかきっちり調べてもらうというところから、始めてはいかがでしょうか?

大きな皮膚科、(大学病院など)では歯科用金属を調べてほしいといえば大体わかると思います。

また虫歯が小さいようであれば、レジンというプラスチックでの修復になることもあるので同時進行で歯科にかかられても良いと思います。

保険で出来るかどうか、というのは最初から保険外でセラミック修復などを希望されているのであれば、それでいいと思いますが保険でというのが希望ならば、まずは何がだめなのか、はっきりとさせておいたほうが今後のためもありますし、良いと思いますよ。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
まずは皮膚科等で金属などのアレルギーパッチテストをしてもらってはいかがでしょうか。当医院にもやはり多種の金属アレルギーに過敏な方がいましたが、保険の材料のレジンには大丈夫でしたのですべてそちらに替えた経緯があります。

どうしても駄目な場合には、保険外の貴金属にするなどの考えでいいと思います。まずはパッチテストと主治医の先生とよく相談することで解決すると思います。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
悩めるアラフォー 様

ご子息がう蝕虫歯)になったということで、大変ご心配だと思います。
できてしまった病気は仕方がありませんが、これが治った後は、他に問題が無くても予防のために定期的に歯科医院に通われるようにおすすめいたします。

アレルギー体質のお子様についてのご質問ですが、ご質問に関していくつかお聞きしたいことがあります。

1.もともと小児ぜんそくとのことですが、ご家族あるいは生活環境の中でタバコをお吸いになる方はいらっしゃいませんか?
もし、タバコをすう方がいる場合はその方が呼吸器内科の中にある「禁煙外来」を至急訪ねて禁煙に取り組んでください。
ぜんそくの原因はいくつかありますが、お子様の場合身の回りにタバコをすわれる方の多いのが目立ちます。
実際に周囲でタバコをすう人が禁煙に成功したときに子供のぜんそくが治ったというケースもあります。

なお、ぜんそくのある場合の解熱鎮痛剤服用は特に注意が必要で、どの医療機関でも解熱鎮痛剤を処方された場合「小児ぜんそくがある」と申告してください。

2.抗生物質はペニシリンは使用可能なのでしょうか?
今までペニシリンを処方してもらい服用し問題がなかったことが確認できているのでしょうか?
口の中で問題を起こす細菌にはペニシリンがよく効くケースが多いので、もしペニシリンが使えるようでしたら、あまり心配しなくて良いのではないでしょうか(必ずしも100%きくわけではありません。その場合は、抗生物質はいろいろ開発されています。新薬の中で使えるかどうかについてアレルギー反応を調べてもらえるのではないかと考えます)。

3.金属テストで18金ホワイトゴールドではかぶれが無く、金メッキではかぶれが出るとのことですが、その金メッキは本当にきっちりとメッキができているものでしょうか。
部分的に金メッキがきっちりと乗っていない場合は別のことを考えなくてはなりません。
皮膚科で検査した結果なのでしょうか?お書きになっていることは少し不思議な気がします。以上のことに対するお答えがあるともう少し正確なお返事ができるのですが、今の状況の中でお答えします。
アレルギー体質の方の治療については慎重にする必要がありますが、あまり神経質になるのも考えものです。

とくに、保険だからアレルギーが出て、保険外だからアレルギーが出ない。ということはありません。 使える材料がたまたま保険外であることは考えられます。

まず、文面から、一番ご心配なのは詰め物かぶせものに使う金属によるアレルギーではないかと思います。

この場合は金属を使わないで治療できるような材料でとても良いものが開発されていますので、あまりご心配にならなくても良いのではないかと思います。

この中で、材料的に安心できるのはポーセレンですが、これは保険の適用はありません。
しかし、金属以外で、ポーセレンでなくても保険の材料で修復できますから歯科医師とよくご相談ください。

治療中の薬の使い方については先に述べましたので、治療前に歯科医師によくお話して治療を受けてください。

最初に書きましたようにこれ以降は予防に通われて、お口の病気を作らないように気をつけてください。早くよくなられるように願っています。

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