悩めるアラフォー 様
ご子息が
う蝕(
虫歯)になったということで、大変ご心配だと思います。
できてしまった病気は仕方がありませんが、これが治った後は、他に問題が無くても予防のために定期的に歯科医院に通われるようにおすすめいたします。
アレルギー体質のお子様についてのご質問ですが、ご質問に関していくつかお聞きしたいことがあります。
1.もともと小児ぜんそくとのことですが、ご家族あるいは生活環境の中でタバコをお吸いになる方はいらっしゃいませんか?
もし、タバコをすう方がいる場合はその方が呼吸器内科の中にある「禁煙外来」を至急訪ねて禁煙に取り組んでください。
ぜんそくの原因はいくつかありますが、お子様の場合身の回りにタバコをすわれる方の多いのが目立ちます。
実際に周囲でタバコをすう人が禁煙に成功したときに子供のぜんそくが治ったというケースもあります。
なお、ぜんそくのある場合の解熱鎮痛剤服用は特に注意が必要で、どの医療機関でも解熱鎮痛剤を処方された場合「小児ぜんそくがある」と申告してください。
2.
抗生物質はペニシリンは使用可能なのでしょうか?
今までペニシリンを処方してもらい服用し問題がなかったことが確認できているのでしょうか?
口の中で問題を起こす細菌にはペニシリンがよく効くケースが多いので、もしペニシリンが使えるようでしたら、あまり心配しなくて良いのではないでしょうか(必ずしも100%きくわけではありません。その場合は、抗生物質はいろいろ開発されています。新薬の中で使えるかどうかについて
アレルギー反応を調べてもらえるのではないかと考えます)。
3.金属テストで18金ホワイトゴールドではかぶれが無く、金メッキではかぶれが出るとのことですが、その金メッキは本当にきっちりとメッキができているものでしょうか。
部分的に金メッキがきっちりと乗っていない場合は別のことを考えなくてはなりません。
皮膚科で検査した結果なのでしょうか?お書きになっていることは少し不思議な気がします。以上のことに対するお答えがあるともう少し正確なお返事ができるのですが、今の状況の中でお答えします。
アレルギー体質の方の治療については慎重にする必要がありますが、あまり神経質になるのも考えものです。
とくに、
保険だから
アレルギーが出て、
保険外だから
アレルギーが出ない。ということはありません。 使える材料がたまたま
保険外であることは考えられます。
まず、文面から、一番ご心配なのは
詰め物か
かぶせものに使う金属による
アレルギーではないかと思います。
この場合は金属を使わないで治療できるような材料でとても良いものが開発されていますので、あまりご心配にならなくても良いのではないかと思います。
この中で、材料的に安心できるのは
ポーセレンですが、これは
保険の適用はありません。
しかし、金属以外で、
ポーセレンでなくても
保険の材料で修復できますから歯科医師とよくご相談ください。
治療中の薬の使い方については先に述べましたので、治療前に歯科医師によくお話して治療を受けてください。
最初に書きましたようにこれ以降は予防に通われて、お口の病気を作らないように気をつけてください。早くよくなられるように願っています。