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小学生の子供の歯茎から膿が出ている。神経の治療の影響ですか?

菜の花様46歳女性
小学校3年の子供の歯についてです。

1年前に虫歯が見つかりひどかったようで、神経の処置をすると言われました。
4回ほど消毒に通い治療は完了しました。

最近になって歯茎からが出るようになりました。
神経がないからか、痛みはないようです。

先生からは簡単に言えば歯の神経が腐っている、このようになった原因は歯ぎしりなど負荷がかかったことが大きいと言われました。

これは1年前の治療が甘かったせいではないのでしょうか。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
お子さんの歯のことは心配ですよね。

小学校3年生というとまだまだ乳歯の治療の話だと思います。
乳歯は非常に特殊で治療が甘いとかそういうレベルの話はできません。
なぜならそのころの乳歯は根っこの先が永久歯によって溶けてきており、神経の管を清掃するということが100パーセントはできないからです。
それに一度神経が死んでしまった乳歯はほかの歯よりも根っこの吸収が早まったり、また歯茎のほうから根っこの先のほうに感染が及んだりと、大人の歯では考えられないことが様々起こってきます。

ではどうするのがいいのか?ということですが、本来ならむし歯が進行して細菌感染してしまった乳歯はどうせ生え変わるのだから抜歯をしたほうがいいということになります。
抜歯をすれば確実に感染は防げます。
(甘くない治療というのであれば、この方法が一番ということになってしまいます。)
ただそうすると永久歯が前のほうに倒れてきたり、歯並びのほうには悪影響を及ぼします。
なので出来るだけ感染の確率を低くして、なるべく長く持たせてやろうというのが乳歯の治療の基本的な考え方です。
確率を低くするというのは絶対にゼロには出来ないということです。
また歯ぎしりなどで吸収しかかった根っこが折れることもあり、それも感染の原因になることもあり、主治医とよく相談しながら、消毒や、腫れを引かせることを行ったり抜歯のタイミングを計っていくことが大切だと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
子供の歯ですが、日々かみ合わせが変わっていると思われたほうがいいと感じています。
大人の歯と比べ、治りやすくダメになりやすい傾向があります。
ですので、治療終了後は定期的に何もなくとも歯科を受診されたほうがいいかと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
菜の花 様、初めまして。
お子様の歯の症状が気になる事と拝察申し上げます。

実際にお子様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、ご相談の歯が乳歯なのか、永久歯なのか文面からはわかりませんので、両方について回答致します。

1.ご相談の歯が乳歯の場合
一般的に乳歯の進行した虫歯は、歯髄炎の状態と歯髄壊疽歯髄が感染して腐った状態)の状態の2面性を有し、根管治療後も根吸収などが有る為、慢性の根尖性歯周炎を起こしやすい状態にあります。
ご相談のように、1年後位に腫脹排膿疼痛等が発現する事は、よくあります。

2.ご相談の歯が永久歯の場合
お子様のご年齢を考慮致しますと、小学校2年生頃に神経の処置(抜髄?)をされたものと推測致します。

日本中に虫歯の大洪水があった昭和の時代は、小学生の永久歯の神経の取らなければならない程、ひどい虫歯が沢山ありました。
今の時代、小学校低学年で、永久歯の神経を取る事は、極めて稀です。
その位、子供の虫歯は減ってきました。

生えて間もない永久歯ですので、根の先端(歯根尖)が完成していない為、処置が難しく、直接覆髄、断髄、抜髄、等のいずれかの処置が選択されることになる と思われます。
これらの処置は、時間の経過と共に、歯髄壊死、等を発症する場合があります。
担当医の治療が甘いというよりは、年齢的に、治療自体が難しい状況と思われます。

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