抜歯のことでお悩みですね。
もちろん隣の歯がむし歯になる可能性がゼロというわけではありません。
でも
親知らずがむし歯になる可能性と、その手前の歯がむし歯になる可能性を考えると、実は手前の歯のほうがむし歯になる可能性のほうが高いんです。
というのも
レントゲンを見ればわかるのですが、手前の歯の
親知らずがぶつかっているところは
象牙質というところで、その部分からむし歯になると神経を取らないといけなくなる可能性が非常に高いんです。
もちろん何かあったら(手前の歯がむし歯になったら、)その時抜けばいいわけですが、今なら
抜歯だけ、むし歯になったら
抜歯とむし歯の処置、下手をしたら神経を取る処置、ということになってしまい、ダメージは非常に大きなものになってしまいます。
歯の位置は今とそう変わっていくことはないでしょう。
50年以上むし歯にならずに済む確率ということを考えると、何か起こる確率のほうが高いということは容易に想像できます。
また女性の場合は特になんですが、妊娠した時には
口腔内は腫れやすくなります。
当然
親知らずがあるとそこも腫れやすくなります。
痛みどめも
抗生剤もできるなら服用したくないという状況になります。
いつ腫れるかわからないという不安を抱えたまま、10か月を過ごさないといけません。
そういうリスク、不安をあらかじめ取り除いておくということも
抜歯のほうがいいという理由の一つです。
いまもちろん抜かないという選択をして、将来、あの時抜いておけばと後悔する可能性があるということですが、それでも今不安だからということで置いておくということももちろんあなた自身の選択肢の一つです。
よく考えて選択してください。