残念なことですが、しびれが残っているのですね。
かなりの年月が経っているので、しびれが完全に元の状態に戻ることは可能性としては低いと思います。
ただ、ご理解いただきたいのは、
親知らずを抜いたのは
親知らずが残っていると感染を起こして痛みが出たり、手前の歯がむし歯になったりというデメリットがあるからです。
そのため偶発症としてしびれが残る可能性があるけれども、おいておくよりも
抜歯をしたほうがよいという判断で処置をしたのだと思います。
(今回抜かれる左のほうも同じ状況だと思います。)
そういった危険を100%なしで処置をしてくれといっても、それは誰も引き受けるドクターはいないと思います。
親知らずの舌の側に非常に高位に下の神経が通っていることが、ほんのわずかですがあり得るからです。
もちろん
レントゲンにもうつりません。
ただそのようなことを言っても言わなくても、
抜歯によって麻痺が起きるときには起きますし、非常にまれなことまでを事細かに説明しても、それだけでとても多くの時間をとられますからそこまで説明しないことも考えられます。
(下顎管といって、あごの骨の中の非常に大きな神経血管の走ってるものは
レントゲンでも映るので、危険な場合には説明があると思います。)
おそらく経過観察ということになる可能性が高いとは思いますが、もしかしたらこのようなしびれに対して有効な薬があるかもしれないので、一度大学病院などに紹介してもらえるならしてもらってください。