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2回目の根管治療後、ズキズキとした痛みが出た。なぜですか?

ゆーママ様39歳女性
現在、根管治療専門医がおられる歯科にて、右上の前から6番目の根管治療中です。

少し前より治療済の歯周辺の激痛があり歯科を受診したところ、レントゲン上、化膿しているとのことで治療を開始し、神経を取りました。
本日2回目の治療を受けてきました。
1回目の時は治療中・後、痛みは全くありませんでした。
2回目の今日は治療中、時々少し痛いかなくらいの痛みはありました。
しかし帰ってきてからズキズキと拍動痛があり、鎮痛剤を内服しました。

根管治療後、このような痛みはあるものなのでしょうか?
1回目はなかったのに本日は痛みがあるため心配です。
何故痛みが出るのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根管治療を行っているんですね。
まず最初に腫れたということは、その神経はすでに死んでいたということになります。
すでに細菌が根っこの管の中で増殖していたという状況です。
したがって神経をとったというわけではないということになります。
(まれに違う場合もあります。この辺りはとても微妙なところなので説明は割愛します。)

神経のあったところ、根管治療というのは、歯の根っこの中の根管をきれいにすることです。
根っこの管のその先は骨の中になります。
そのあたりの細菌をきれいにしないと腫れたりするということです。
こう書くと、いかにも単純そうですが、その根っこの管は曲がっていたり扁平だったり、根っこの先のほうの管の部分が裂けていたり、枝分かれしていたり、その根っこの先の細菌がなかなか死ななかったり、ということがあると炎症が急性化して痛みが出たりすることがあります。
痛みがあるということは根っこの先のほうで炎症があるということで、そこの部位の細菌と戦っているということです。
根管治療というのは局所ではありますが、細菌が体内に入っていこうとするのを防ぐという治療ですから、その過程で炎症が起きることは何も悪いことではありません。
(インフルエンザや風邪で体内に細菌、ウイルスが入ったら炎症が起き熱が出るというのと似ています。)

痛みが出なかったたというのがラッキーなことで、痛みが出るのがある意味当たり前と考えてもいいと思います。
その炎症の強さは人によって、時と場合によって様々ですから、今回のように痛かったり痛くなかったりということが起きます。
しっかり治して痛くなくなるといいですね。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
麻酔はせずに治療を開始されたと思います。
神経は死んでいる状態で、中が汚染されていたと思われます。
治療を始めることで、根の中の環境が変わることでこのような症状は出ることがあります。

根気よく治療されてください。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ゆーママ 様。
根管治療中の症状に、ご不安の事と拝察申し上げます。

文面より感染根管治療を受けられておられる事思われます。
感染根管は、急性転化を起こし、急性化膿性根尖性歯周炎を惹起する事がしばしばあります。

根尖部病変周囲のの感染菌がアクティブになり、白血球と戦った結果、お互いの死骸がとして排出される為、疼痛、腫れが生じます。

体の抵抗力が弱い場合には特に起き易くなります。
(疲労時、風邪、糖尿病、腎臓病、等)

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