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レントゲンに写らない歯の根元の炎症とは何なのでしょうか?

akikai様46歳女性
10日前から、左の顎の横(顎下腺あたり)、左の首筋、首の左後ろの付け根、左奥歯、鎖骨、肩甲骨まわりが痛み、耳鼻咽喉科を受診したところ、リンパ節炎だろうとのことで抗生物質を処方され1週間飲みましたが痛みが良くならず、再度受診したところ、顎下腺には異常がなさそうだが、歯の痛みかもしれないからと歯科の受診を勧められ、受診しました。

歯科でのレントゲンでは異常がありませんでしたが、根を抜いて金属が被せてある左奥から3番目(親知らずはありません)の歯が叩くと軽く響くこと、また、少しぐらつきがあることから、その歯の根元が炎症を起こしているかもしれないとのことで、被せてある金属を取り、歯を低くして上の歯と当たらせないことでしばらく休ませてみようということになりました。
抗生物質も3日分いただきました。

すると、次の日から首筋の痛み、首の後ろの痛みが楽になりました。
顎の横、被せ物を取った歯のあたりは痛みますが、前よりも楽です。
やはり、歯が原因だったのかなと思いますが、レントゲンにうつらない歯の根元の炎症とは何なのでしょうか。
歯根膜炎は必ずレントゲンにうつるのですよね?
それともやはり、首のリンパや顎下腺炎症が歯に響いているだけの可能性の方が高いのでしょうか。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
きれいにレントゲンに写るとは限りません。
根の先の炎症の影響であることも考えられます
このまま根の治療を終わらせることがいいと思われます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根っこの先の病気、根尖病巣が5番目の歯にあったということですね。

レントゲン根尖病巣が必ず写るかというとそうではない場合があります。
またこの部分にはオトガイ孔といって骨の表面に穴が開いていて下顎管という神経血管が骨の中に走っている管の出口になっているとことです。
そういう場所なのでもともと黒く映るとことであり、それと重なると根尖病巣なのか、もともとのレントゲン像なのかの判別が難しいこともあります。

また根尖病巣でも初期の場合にはレントゲンに写りにくい場合があります。
まだ骨が破壊されていない急性期には痛みは強い割にレントゲンに出てきません。
あと下顎隆起と言って、下あごの内側に骨のでっぱりが有る場合、骨は白く映るので黒い根尖病巣が隠される場合があります。

様々な条件を考慮しながらレントゲン像は読影するのですが、最終的にはレントゲン像だけではなく、症状、その他の検査を総合して病気の原因を探っているということです。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
akikai 様、初めまして。
下顎骨から頸部へかけての疼痛で、御難儀の事と拝察申し上げます。

一般的に歯科的な原因として考えられる要因には以下の様なものがあります。
1.智歯周囲炎
2.歯周病由来
3.むし歯由来
4.咬み合わせ由来の筋肉のスパズム
5.噛み締め癖
6.夜間就寝時の歯ぎしり
7.TCH

等があります。


> 歯根膜炎は必ずレントゲンにうつるのですよね?

そうとは限りません。
むしろ歯根膜炎の段階は、レントゲンでは判りにくい場合が多いです。
歯根膜炎から歯周炎に移行していきますと、レントゲンでの判別が出来やすくなります。

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