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2015/03/10
矯正 治療方法

矯正治療のテクニックや考え方について教えてください。

ＤＥＹＵ様37歳男性
矯正治療のテクニックや考え方についてお尋ねしたいのですが・・・。

レベルアンカレッジシステムやロスフィロソフィーとはどの様な物でしょうか？
これらの違いは何でしょうか？　　
またこれらをとり入れた矯正治療はどちらも理にかなったものなのでしょうか？

宜しくお願い致します。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
歯を動かす時に固定になる歯が必要です。
その固定する歯をどのように作るかと、歯につけるブラケットが各先生によって違います。
どちらも大丈夫ですが、今はロスタイプがかなり主流になっています。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
どちらも理にかなっていると思います。
私は矯正専門医ではないので両者をネットで調べてみましたが、基本的に歯を矯正する方法に大きな違いがあるとは思えませんでした。
ただその理念に違いがあってより顎関節に注目するか、より筋肉に注目するかというような違いに思えました。
車を選ぶときにスポーツタイプがいいのか、それともセダンがいいのかというような違いのようにも感じました。
どちらもよく走りますし、目的地が同じなら同じようにいくことができます。

船津　三四郎　先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津　三四郎先生
ＤＥＹＵ 様。
矯正治療のシステムやテクニックについてお知りになりたい事と拝察申し上げます。
通常、一般人の方が、普通の歯科医師でも知らないここまで細かいテクニックや、システムについて御質問される事は、珍しい事だと思われます。
場合によっては、歯科関係者の方かな？などと思ったりも致します。

レベルアンカレッジシステムは、Dr　Rootが開発した矯正治療のシステムで、個々の患者様の治療ゴール（治療可能な最良の目標値）を極めて明確に数値化して設定し、そのゴール達成の為に、しっかりとした治療手順を決定します。
その手順の中に、使う装置の種類、期間が予めスケジュールされます。
A‐Point　アンカレッジの活用やバーティカルコントロール（上下歯槽骨の垂直的成長のコントロール）に優れた特徴をもつシステムです。

ロスフィロソフィーは、Dr.Ronald H　Rothが提唱したフィロソフィーで、矯正治療は、歯並びのみならず、顔貌、顎関節、歯周組織と調和したものでなければならない事を基本理念としています。
その為に形態学的な治療では無く 機能的な生理的な調和のとれた治療を矯正治療に取り入れ、診断の為に、スプリントをもちいて正しい顎位を求める事も多々あります。

それぞれ、どちらも理にかなった方法です。

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