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2015/01/24

口元が歪んでいる。歯列が狭くなる原因は何があるのでしょうか?

たかまさ様32歳男性
歯列が狭くなる原因はなにがあるのでしょうか?
自分の場合右側がすごく狭いです。

口元が左に歪んでいます。
それで歯列が押されてるように思います。
また斜めに埋まって親知らずが生えていたりもしました。
今矯正で拡大したりしてますが後戻りしないのでしょうか。
顎が小さく抜歯が必要な歯並びだが、抜歯をすると更に歯列が狭くなり噛み合わせも深くなる、首の張りや捩れなどの不定愁訴も酷くなると言われました。
また下の奥歯は完全に起き上がらないとも言われました。

広い綺麗なアーチになれば体の状態も良くなるかなと思いますが、どうなんでしょうか。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
いろいろとお悩みのようですね。

> 歯列が狭くなる原因はなにがあるのでしょうか?
> 自分の場合右側がすごく狭いです。

原因は一概に言えませんが、子供、赤ちゃんの時からの筋肉の使い方、くせ、寝相、食事の形態、息の仕方、頬杖などのくせ、もともと持っている遺伝子、その他もろもろが複合的にかかわりあって狭くなってきたものと思われます。


> 口元が左に歪んでいます。
> それで歯列が押されてるように思います。
> また斜めに埋まって親知らずが生えていたりもしました。
> 今矯正で拡大したりしてますが後戻りしないのでしょうか。

矯正で動かすことができるのは歯と歯の周囲の部分的な骨だけです。
その範囲を超えての矯正となると外科の適応になります。
ただ歯列の狭窄に対する外科はありません。
何とか今の骨の現状の範囲での歯の移動となります。


> 顎が小さく抜歯が必要な歯並びだが、抜歯をすると更に歯列が狭くなり噛み合わせも深くなる、首の張りや捩れなどの不定愁訴も酷くなると言われました。
> また下の奥歯は完全に起き上がらないとも言われました。
> 広い綺麗なアーチになれば体の状態も良くなるかなと思いますが、どうなんでしょうか。

もちろんそうできるものならやりたいと願うのが人間です。
でも骨を動かすというのはそう簡単なものではありません。
もう少し身長がほしい、といくら願っても大がかりな手術をしない限り背を伸ばすことはできないということはお分かりいただけると思います。
顎の骨も成長期であればもう少し何とかなる場合もありますが、12歳くらいを超えて成長期がだんだん止まるとともにその骨の形態を直すことは困難になってきます。

歯並びがたとえきれいになったとしても、体の状態が改善するかどうかは、だれにもわかりません。
歯並びがいくら良くても体の状態が悪い人はおられます。)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
お話をみますと、矯正専門の先生がいらっしゃるようなので間違いはないかと思います。

歯列が狭くなる原因はなにがあるのでしょうか?自分の場合右側がすごく狭いです。

生まれつきかもしれませんが、顎骨に問題が有り少し尖った形をしている、うつぶせ寝をしていたなどいろいろ考えられます。
口元が歪んでいるとのことですが、顎の関節などに異常はないでしょうか?
口の周りの筋肉に何か問題等はないでしょうか?


○今矯正で拡大したりしてますが後戻りしないのでしょうか。

矯正治療の宿命ですが、後戻りも考えなくてはなりませんので、きちんとした保定とその継続が必要になります。


○広い綺麗なアーチになれば体の状態も良くなるかなと思いますが、どうなんでしょうか。

絶対とは言い切れませんが、よくなる傾向が今よりもあると思われます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
たかまさ 様、初めまして。
矯正中の経過がご心配のことと拝察申し上げます。

実際にたかまさ様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、問題点を整理してみましょう。

1.不定愁訴の問題
 首の張り
 口元の歪み
 体の歪み
 鼻づまり
 口の乾燥
2.非抜歯の矯正治療
3.後戻りの心配
4.歯列咬合所見
 顎が小さい
 歯列の狭窄
 歯の傾斜  
 過蓋咬合
 前歯部の叢生
等でしょうか。

上記の症状は、生まれつき自然に発症する事は、まず殆どありません。
生まれた後の、生活習慣が、殆どの原因です。
原因を除去、改善しなければ、必ず再発致します。

原因
1.態癖
 睡眠態癖(うつ伏せ寝、手を添えて横向き寝等)
 両手頬杖、片手頬杖
    
 歯列狭窄、歯の傾斜、顎のズレ、前歯部叢生過蓋咬合等は、態癖が殆どの原因です。

2.口呼吸
 口の乾燥、の原因です。鼻づまりを、耳鼻科で治療しましょう。
 態癖があると、下顎が後方へ回転して、気道(気管)が狭くなります。
 そのため口呼吸になりやすくなります。

3.下顎のずれ
 下顎がずれますと、体の姿勢が狂ってきます。

4.抜歯をするか、非抜歯にするかは、
 1)頭部レントゲン規格写真(正面・側面)
 2)歯型
 3)顔面写真
 4)口腔内写真
 5)歯周組織の状態
 等をコンピュター分析により決めます。

以前と比較いたしますと、近年は、抜歯よりも非抜歯の割合が少し増加傾向にあります。

5.後戻りの問題
 1)保定装置を2〜3年間はしっかり使う。(サボると必ず戻る)
 2)態癖の完全禁止

簡単ですが、以上が問題点と対策です。

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