> 1.先生が提案して頂いた方法は、私としては健康な奥歯を
抜歯するのは抵抗があり、美観的にも嫌です。
> 第一希望としては
親知らずを抜いて、そこから痺れ等の後遺症なく
膿の袋を摘出したいのですが、他に方法はないでしょうか?(私の
親知らずは完全に
歯茎に埋まっています。)
ほかの口腔外科の先生に診てもらってはいかがでしょうか?
開放創で処置をするということを行ってうまくいく場合もありえます。
ただしかし誰がやってもうまくいかない場合もあります。
症状というか、
レントゲン像を見た感じで
含歯性嚢胞ということを疑っておられるようですが、似たような像を呈するものとして、
エナメル上皮腫、悪性
エナメル上皮腫、歯原性角化嚢胞、その他いろいろなものが考えられます。
ガンである可能性もネット上で相談を受けた我々からすると否定するだけの根拠はありません。
そうであれば美観がどうのというレベルではなくなることはすぐにお分かりいただけると思います。
含歯性嚢胞であるということが確定しているのでしょうか?
> 2.一般的に神経に被さっている
含歯性嚢胞の摘出手術はどのようにして行うのでしょうか?
含歯性嚢胞であれば、原因となっている歯を抜くと同時に、
嚢胞は無理に摘出をせずに内部の
膿が出るように解放することによって空洞が小さくなって、神経から離れることを期待して経過を見ることが多いと思います。
> 3.後遺症の痺れというのはどの程度のものなのでしょうか?
> (美観的に奥歯を抜くのは嫌なので、痺れの程度が軽微なら
親知らず側からの
嚢胞の摘出も考えています。)
完全に切れているのであれば
麻酔した時に顎がしびれる感じが一生残るという程度だと思います。
ただ切れるのを覚悟で
親知らずと
含歯性嚢胞を摘出することはあまり考えにくいです。