ホワイトニング(
ブリーチング)のやり方としては一般的に二通りあります。
オフィスホワイトニングといって、診療所で時間をかけて白くする方法と、
ホームホワイトニングといって御家庭で日々ご自身で白くしていただく方法がございます。
ご自身でしていただく場合は、お使いの
マウスガードのようなトレーに漂白剤をつけて、2時間ほど装着していただくのが、一般的です。この時間については、漂白剤の濃度によって多少違いがあるかもしれません。日々、少しずつ色が抜けていくはずですが、ご自身ではその変化がわかりにくいかもしれません。漂白に入る前の、色の状態を先生とご自身で確認・記録しておく必要があります。
オフィスブリーチングの場合は、術式にもよりますが、いっきに色を抜いてしまうケースもありますが、芸能人のように、極端に白くするのはいかがなものでしょう。
ホワイトニングもしている一般の歯科と
ホワイトニング専門のようなエステ仕様の歯科とではどちらが、というお尋ねに関しては、エステ仕様のほうが一気に色を抜く場合が多いようです。どちらが良いとはいえませんが、こちらのほうが、「漂白した」という実感はあるかもしれません。
年齢を重ねるにつれ、歯の表面の
エナメル質にひびが入り、そこに着色し線が目立つようになりますが、これは、漂白の前にしっかり除去していただいたほうが良いと思います。
また、
レジン充填をしてあるところは、漂白がすすむと色の違いが目立ってきますので、後日再充填が必要になると思います。
また、現在の歯の色に合わせて被せ物をしている場合も、色が合わなくなりますので、後日取り替えなければならなくなると思います。
最後に、漂白の注意点ですが、
(1)知覚過敏が生じやすいですので、ホームブリーチングのときは、指示された時間を守ってください。
(2)程度の差はありますが、後戻りがありますので、再度の漂白が必要になると思います。
(3)残念ながら、歯の着色の種類によっては、適応外の場合もありますので、それについては主治医の先生にによく確認してください。