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ご相談

奥歯の神経を抜いてから、痰、鼻づまりや頭痛が続いています。

コンブ様43歳女性
左上奥から2番目(親知らず除く)の歯の件です。

10年位前に虫歯治療をし、詰め物(白ですが材質不明)をしていたのですが、最近、冷たいものがしみるようになり、噛むとビリッと痛むため、A歯科に伺いました。

その時は、ほんの少しだけ欠けた詰め物を補修して、経過をみましょうという形で終わりました。

それでもやはり痛みが治まらないため、3日後、B歯科に伺いました。
そちらでは、全体写真と部分のレントゲンを撮っていただきましたところ、詰め物の中に薄ら影があるので、それを取って様子を見ましょうということになりました。
痛め止めとしてロキソプロフェンを処方頂きました。

しかし、その夕方から痛み止めが効かないほどの痛みが起こりました。
特に横になったときや体が温かくなったときに痛みが激しくなりました。

翌日、痛みに耐えられず、同歯科の他の先生に診ていただきましたが、やはり担当の先生が行ったほうがよいということで、強めの痛み止めということで、ブレシンを処方してくださいました。

翌日、担当医に神経を抜いていただきました。
神経が炎症を起こしていたということでした。

しかし、その翌日から発熱、頭痛、黄色い鼻水、首の凝り、臭い匂いが離れないという症状が出始めました。

5日後の診療日に先生にその症状を説明しましたが、歯とは関係ないのではという回答でした。
また「以前から蓄膿症でしたか?」と質問されましたが、特になかったので「いいえ」とお答えしました。

症状が出始めてから10日ほど経ちますが、現在でも緑色の痰、鼻つまり、頭痛が続いています。
ネットで検索しましたところ「歯性上顎洞炎」の症状に近いのではと思っております。

ここでご相談させていただきたいのですが、症状の原因は抜髄時の処置に起因するものでしょうか。
また今後、この症状の治療はどのように進めていくべきでしょうか。

どうぞよろしくお願いいたします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> ここでご相談させていただきたいのですが、症状の原因は抜髄時の処置に起因するものでしょうか。

抜髄時の処置に起因するかどうかは不明です。
ただ細菌に感染したということは考えられます。
もともと歯周病があって分岐部病変もあるような場合、逆行性歯髄炎だったような場合、歯根破折があったような場合、根管処置をきっかけに細菌が上顎洞に波及する可能性は否定できません。
また、たまたま上顎洞炎になったという可能性も100パーセント否定はできません。
(特に診ていないネット上では)

> また今後、この症状の治療はどのように進めていくべきでしょうか。

基本的には通常の根っこの治療をしていくと思います。
根っこの中に細菌が入った、感染した、というような場合、何か特定の細菌が入ったと思われがちですが、どの細菌が入ったかによってなかなか症状が取れなかったり、症状が激しくなったりします。
しかしどのような細菌が入ったとしても、物理的に消毒、洗浄して根っこの中の細菌を極力減らすという処置に変わりはありません。
体の中と体の外の境界の領域である歯の根っこの管の中という特殊な環境のためです。

早く良くなるといいですね。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
コンブ 様
お辛い状態が続いていますね。
症状としては、上顎洞炎と思われますが、「歯性」なのかどうかは、その時の歯の状態によります。

条件としては、歯の中の神経の炎症がどの程度まで進んでいたか、その歯の根の先端と上顎洞の位置関係がどうであったかです。
歯の神経がどんな状態でも、歯の根の先端から上顎洞まである程度の距離があれば、上顎洞内まで影響はおよびません。
しかしながら、根の先端と上顎洞までの間に骨が殆ど介在しないか、根の先が、上顎洞内に突き出ているような場合は、その可能性はあります。

歯性上顎洞炎は、歯科でも対応できますが(歯の治療がちゃんとされなければ、勿論治りません)、上顎洞炎症については耳鼻科で一度確認して頂いてもよいかと思います。

早く治ると良いですね。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
おそらく、すでに発症していたのではと考えられます。
神経を抜いてこの短期間での発症は、考えにくいかと思います。

できましたら、お近くの歯科大学病院の口腔外科の受診が必要と思われます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
コンブ 様、初めまして。
奥歯の痛みと付随症状で、お困りの事と拝察申し上げます。

実際に コンブ 様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、文面より推測致しまして、既に歯性上顎洞炎が発症していたものであろうと思われます。
歯の治療を継続しながら、第三世代の抗生剤の処方が必要と思われます。

お大事にどうぞ。

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