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娘の臼歯の真ん中に細い突起があります。これは何でしょうか?

真様53歳女性
今まで虫歯一つなく順調でしたが、先週突然、「あたたかいものや、甘い物、冷たい物で歯がしみる」とい言い出しました。
ついに虫歯かと思い、近くの歯科医へ行ったところ、「歯の真ん中にある突起が折れて、神経と直接つながっているから、あまり痛いなら神経を抜いた方が良い」と言われました。

そうなんです。
よく見ると長女の臼歯には、全て歯の真ん中に細い突起があるのです。
母の私にも次女にもそれはないので、特殊なのでしょうか?
虫歯でもないのに、神経を抜いた方が良いのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
中心結節と呼ばれるものだと思われます。
それほど珍しいものではないのですが歯の形がたまたまそうなっているもの、としか言いようがありません。
特徴としてその結節の部分まで歯髄が伸びており、かけたことによって歯髄炎、さらにほっておくと歯髄壊死、いわいる神経が死んだ状態になって行くことがあります。

対処方法としては反対側の歯とあたってくると自然に折れたり擦り減ったりすることは避けようがないので、いきなり折れないようにその周囲をレジンで固めて折れにくくする、ゆっくり擦り減ることによって歯髄が少しづつ刺激を受けて歯髄が徐々に遠ざかるようにということが理想です。

今回のようにすでに折れてしまって歯髄炎を起こしている場合、対処方法としては一部歯髄を取ってその上を保護材で蓋をして経過をみるということが理想だと思います。
もちろん先生の判断によっては歯髄、神経を取ってしまうという判断もあると思います。
歯髄を残そうということには一時的に痛みを伴う可能性があり、またせっかく残したとしても歯髄の変性の度合いによっては保護したとしても死んでしまう可能性もあるからです。)

できれば歯髄をなるべく残したいということを希望として伝え、できるだけそういう処置をしてもらえるように頼んでみてはいかがでしょうか?
(その根っこの状態によっても判断は変わってきます。なので一概に神経を残すことが正しいというわけではないこともご理解ください。)

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
真 様、初めまして。
お子様の歯の痛みで、御心配の事と拝察申し上げます。

文面より推測致しまして、「中心結節」と思われます。
下顎小臼歯(前から4番目と5番目の歯)によく見られる形態です。
担当医のおっしゃるとおり、神経が結節の中まで入っておりますので、折れた時に歯髄炎を起こします。
特に特殊なものではありません。
一種の個性だとお考えください。

状況により、
1.覆髄
2.断髄
3.抜髄
等の処置になる事があります。
まだ折れていない結節は、コンポジットレジンで周りを埋めて補強する方法もあります。

かかりつけ歯科医院でよく御相談下さい。
お大事にどうぞ。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
おそらく中心結節といいます、つららのような形をしたものだと思います。
頻度的には多くありませんが、結構ある方がいます。

通常その中には神経の末端が来ていますので、折れますと神経がでている状態と同じになります。
そのままにしておくのではなく、その突起を覆うように詰め物をするか、本当であれば、折れていない場合少しずつ時間をかけて削って短くするのもいいのかもしれません。

極力神経を抜かない方向で、まずは行かれたほうがいいかと思います。

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