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咬み合わせの調整後、前歯が開咬。今後の治療について教えて。

シャンティ様60歳女性
噛み合わせが低いということで左下奥歯に奥から4本レジンを着けられました。
右下はコーヌステレスコープという義歯コーヌス義歯)が入っています。

咬合挙上したため、咬み合っていた前歯の上下が開咬してしまい、物が噛み切れなくなりました。
舌が乾燥する感じがあり、発音も「さ」行がうまく話せません。

このような治療は通常行われているものなのでしょうか。
今後、どのような展開がなされるのでしょうか。
このまま開咬したままなのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
将来的に噛み合わせを治していくのであれば、問題ないと思います。

これで治療終了ということであれば、前の歯がかみ合うように、再度調整が必要かと考えます。

担当の先生にその辺りを聞いてみる必要がありそうです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
咬み合わせ、というものは年齢とともに変化していきます。

咬み合わせが低くなってしまった場合、理想的にはもとの咬み合わせの位置にもっていくことをするほうがいいですよね。
ただ矯正などと一緒で咬み合わせが変わるということは非常にストレスになります。

また咬み合わせの位置がもともとよりも高くなったりした場合、慣れなかったりストレスになったりということもあります。
模型上やレントゲンなどで理想的な高さだと思って高さをあげてみたけれども、筋肉はそれにいきなりついて来れるわけではありません。
しばらくして慣れるくらいなら問題ありませんが、慣れないようだと高すぎという可能性もあります。
(どの位置が理想的な位置かというのは、個人の許容範囲や筋肉、靱帯、骨などのバランスの上で成り立つものなので、どこがいいかというのは非常に難しいところです。)

いったん奥の方をあげて、そののち前歯をかませるようにかぶせや歯の長さを変えていくことをしたり、もしくはそこから少しずつ削って行って良い位置を探っていったりということをすると思います。

今、違和感が強く出ているのであれば、高すぎる感じがする、前歯が咬めない、ということをドクターに伝えて対応してもらうようにしましょう。
そういうコミュニケーションによって、あごの理想的な位置というものを探っていくというのが、今の状態で考えられる一番よい方法だと思います。
(低すぎると判断したその理由を聞くことも大切かも知れません。)

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
シャンティ 様、初めまして。
咬合挙上後の開咬で、御不便な事と拝察申し上げます。

実際に シャンティ 様の口腔内を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、咬合低位の原因として、以下の様な事があります。
1.臼歯部の喪失
2.歯牙摩耗
3.臼歯補綴物摩耗
4.ブレーキータイプの骨格で、歯ぎしり、噛み締め癖による歯の圧下(めり込み)

***
咬合低位は、下顎の後方移動を起こし易い、その結果益々咬合は低位になる。

咬合挙上の方法
1.下顎後方位が無いかどうかの診査
2.下顎後方位がある場合は、下顎を前方位に誘導
3.スプリント、切歯斜面板、咬合挙上床等による下顎後方位の是正

***1〜3がうまく作用した場合は、
1.臼歯部の自然挺出による咬合挙上
2.或いは、臼歯レジン添加、義歯人工歯レジン添加、新補綴物による咬合挙上等々

下顎が前方に誘導されない場合は、前歯部が開咬になりやすいので、前歯部、臼歯部両方とも高めの補綴物に変える必要が出てきます。

担当医によく御相談下さい。

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