momo さま
お顔の歪みは、
噛みあわせの悪さそのものです。
世にお顔が歪んでいる人は数多くいますが、その多くは
顎関節症予備軍であります。
たまたま未病状態でいられるのは、まだ全身との筋バランスがとれているのです。
下顎の歪み(変位)がとれれば、当然上顎も変化して、頭の骨も動きます。
下顎が頭に対してまっすぐなブランコ状態になれば、あなたは小顔美人となるでしょう。
そのときは、きっと良い姿勢バランスを獲得していることでしょう。
さて、症状として、耳の痛み(特に左)や喉が詰まった感じがあるとのこと。
お口の容量不足から舌が下がって、咽頭の動きを悪くして食べ物が飲み込みにくくなることがあります。
左の高さ不足で、左の方に顎がねじ込まれて固定されてしまってために、耳にも症状がでているのでしょう。
親知らずに関してはすぐに
抜歯してもらってください。
専門的には、咬頭干渉を起こしているということで、立派な顎ずれの原因になりえます。
治療の第一義は、まず、上顎の
臼歯部の左右差をとることでしょう。
この時大切なのは、高い方を低くするのか、低い方を高くするかですが、トライ&エラーでは切ないですね。
明確な診断基準をお持ちの先生に相談してみては。
患者さんが高くて強くあたっていると感じているところは、実は低くて、低い方も同時にあてようとして、筋肉が緊張してそちら側に下顎を引き込んでいることがあるのです。
当然、赤色紙を噛んでもらうと歯には強くあたっている形跡が残ります。
削合されると、その時は楽になる感じがあっても、本態が低いことによるものであれば時間とともにさらにつらくなるということです。
噛み合わせのチェックも左右の筋緊張をできるだけとってから(頭位は顎ズレ、お口のボリュームと連動して、これはさらに姿勢バランスとも関係します)した方がよいわけです。
これは、下顎のボリュームをアップしていく際にとても大切です。
で、いい
噛み合わせがとれれば、下顎は変位(よい方へ)して、さらに調整が必要となるのです。
そろえた上顎の奥歯の高さに差がでることが多いです。上顎も動いているのです!
というわけで、
セファログラム写真(側法、正面、できればオトガイ頭頂も)、姿勢写真、お顔の写真は必要かな、と思います。
で、それらをもとに診断をしてくれる先生に相談!20年は長かったですね。
PS:下顎頭の位置については、側頭骨自体が動いていくのですから!