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2009/05/28

小学3年から中学1年まで床矯正?をしてきた息子について

あやかママ様44歳女性
中学3年の息子は、顎が小さく歯並びが悪くなるということで、小学3年 から床矯正?をしてきました。 中学1年に完了したのですが、1年後、上の前歯の間が開いてきました。 先生に相談すると本々の歯並びがあるので戻ろうとするのだと聞きました。

また、もう一度固定してもまた開くが、固定したほうが良いと説明を受けました。これからずっと「開いては固定」を繰り返していかなければならないので しょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯並びはその歯列の並びだけでなく、上下の歯の噛み合わせ その他さまざまな要素を成長を加味してみていかなければいけません。そのため一般の歯科でも矯正をすることは可能ですが、矯正の専門医、認定医というものが存在します。

今のかかりつけの先生は専門医、認定医をお持ちでしょうか?床矯正はあごの骨を広げて歯の入るスペースを作るという意味ではとても有効な手段の一つです。そしてうまくいけばとても良い状態に、ちょっとしたことでうまく成長していくこともあります。ただ、床矯正だけで、すべての歯をかませて安定させることまでは 難しいと思います。 (その分通常の矯正の費用よりもかなり安い料金設定になっていることが多いと思います。)

やはり矯正専門医、認定医を持っている専門の先生に一度見てもらった ほうがよいかと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
矯正治療の後の後戻りのことだと思います。必要であれば、ワイヤーなどの固定も選択肢の一つと考えます。 説明が難しいのですが歯の動き方には、2種類あって顎の骨の中を平行に移動する動き方と、倒れこんで動く場合があります。

前者のほうが後戻りしにくいはずです。現実的には、この2種類が混合して 動く様式が主だと言われています。顎が小さい場合、どうしても歯の並ぶ場所が限られてくるので、傾斜して動 かざろうえない現実もあります。それを補うために抜歯して矯正するやり方が存在します。

もう一つは上あごの骨を広げて矯正するやり方があります。が、それに 合わせて下あごの大きさを変えるのは、現実的になかなか難しいものがあり ます(あることはあるのですが手術が必要になります)。

もう一ついえることは、中学3年生の男の子ですので、顎の成長がまだ終わ っていません。不安定要素を抱えています。 成長のピーク(成長が終わるのが、高校2から3年生くらい)をみながら、 経過を追うのも必要かと思います。あと一つ、舌と口の周りの筋肉とのバランスが崩れている可能性もありますので、MFT(筋機能療法)などの機能訓練も相談してみてはいかがでしょうか?

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