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ご相談

2024/05/16

抜歯治療方法

トライセクションと親知らず移植はどちらの方が予後がいい？

のり様32歳男性

奥歯右上6番の歯根割れしていて、かかりつけ医からトライセクションを案内されました。
ネットで治療方法を検索していて、親知らず移植という方法もあることを知ったのですが、どちらの方が予後はいいのでしょうか？
またトライセクション後、予後が悪く抜歯になったあと、親知らず移植を行うことは可能なのでしょうか？

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

親知らずの移植についてはその条件が統一されているわけではありません。
たまたま非常に適した親知らずがあれば予後もいいかもしれませんが、適していなければうまくいきません。
例えば複数根あるような親知らずだったり、抜歯をするところの骨の厚みのほうが薄かったり、すでに骨が溶けてしまっていて骨の器がすでに失われていたり、といったことでそもそも適応可能ということが少なかったりもします。
その予後について非常にばらつきがあるということです。

トライセクションはその悪くなった歯を抜根するわけですから、残っている根っこがしっかりしていれば結構長持ちします。
とりあえずトライセクションをして、それでもだめならその時に移植を考えるということも、適した親知らずがあるなら可能だと思います。