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根管治療で破折したファイルが根の中に残っている場合の治療について。

よし様34歳男性
僕の全てのデータや経過を把握できないので、確実なことは言えないことは理解しております。
また、医療の特性上「絶対」はないと理解しております。
それらを理解した上で先生のご意見を聞きたいと思っています。

右下奥6.7番は12年前に根管治療してその際右下の6.7番の神経をとっています。
その時なぜ根管治療したのか覚えていません。
その時は保険適応のガッタパーチャポイントを使用しています。
ちなみに12年前の根管治療は今の歯医者とは違う歯医者で行いました。

1年前に右下1番奥(7番?)の歯茎フィステルができました。
こんな感じのフィステルです。

①2019年と2023年のレントゲンを見比べたら根管の根本の黒い部分が緩やかではありますが、黒くなっています。

レントゲンで見ると12年前のガッタパーチャポイントの薬も根管の根元まで届いていませんでした。(6番7番ともに)
この2点がフィステルの原因と言われました。
そこでまずはフィステルが出ている7番の根管治療を2023年6月に完了しました。(自費MTAセメントです)

次は6番については症状はないのですが、レントゲンで見る限り6番も根管が少し黒くなっていることや、12年前のガッタパーチャポイントの薬が根元まで入っていないことを考えるとセメントで治療した方が良いと言われたので6番も同じく根管治療をしております。
しかし、6番の根管治療中に破折ファイルになりました。
主治医いわく「ファイルは5種類あり、4種類目のファイルを使った際に折れてしまった。しかし、1種類〜3種類のファイル根管を広げて洗浄した後の4種類目で折れたので根管は一定の洗浄はできている。また折れた根管の先はレントゲンで見る限り黒くなっていないので、感染はしていないと思う。なので、無理にファイルを取り除く場合は余計な歯を削るため、無理に取り除か無い方がいいと思う。なのでファイルの先まではセメントは届かないが、セメントを入れたほうがいいわ」とのことでした。

質問です。
ファイルが取れない場合、ファイルがあるままMTAセメントを入れることは治療として適切なのでしょうか?

1枚目の写真は1年にできたフィステルです。
2枚目は最近撮った破折したファイル入りの写真です。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根管治療の最終的な目的は、根管内の細菌を、その活動ができないところまでできるだけ減少させ、封鎖することによって歯牙を残そうということに尽きると思います。

今回拡大清掃まで行っており、細菌感染が起きないように適切に処置をしているということなら、その上からセメントを詰めるということもベストではないかもしれませんが、ベターな処置だと思います。
無理に除去しようとして、それこそ歯に穴をあけてしまったり破折してしまうといったリスクと天秤にかける必要があると思います。
もちろんその先生の技術というものに左右されるところではあるので、このくらいのファイルであれば除去できるという先生もいると思います。
自費治療の治療をしている先生なら取れそうな気もするのですが、、、。
そのあたりは何とも言えません。

稲澤 陽三 先生からの回答

稲澤 陽三
長崎県
稲澤歯科医院
稲澤 陽三先生
情報量が少ないので確定的なことは言えませんが、その点をご理解下さい。

①一番奥の歯は2本の根の内1本が破折している可能性があり、そこが原因でフィステルが生じているかも知れません。

②6番は破折のまま根管治療を進めて頂いて問題なさそうです。担当医とご相談ください。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 質問です。
> ファイルが取れない場合、ファイルがあるままMTAセメントを入れることは治療として適切なのでしょうか?

破折部分の根ですが 特に問題ないようにも見えます。
口の中からの感染がコントロールされれば治ると思われます。
かつ隣のもう片割れの治療がきちんとなされればと思います。
また、この破折物ですが 時間はかかりますが取れないことはないようにも思えます。

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