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ご相談

被せ物の治療後に痛みがおさまらず、神経を抜くことになりました。

まさ様55歳男性
奥歯のレジンでの被せ物(何年も前に他院で付けたもの)が外れたため、ジルコニアクラウンで治すことにしました。
1回目の治療では土台を作成し型を取り、仮蓋の処置を行いました。
翌日から次の予約までの11日間、痛みがおさまらず鎮痛剤を服用して過ごしました。
2回目の治療で症状を伝えたところ、風をあてたり(非常にしみる痛みあり)レントゲン確認をされましたが、結局神経を抜く治療を行うことになりました。
本来必要の無かった神経治療に納得がいかず、3回目の予約日は治療を行わず医師と説明の機会の場としてもらいました。
医師からはそこまでの歯の痛みは想定外であり、やむを得ず神経治療に至ったとのことでした(神経治療の前には私も同意を示しましたがそれしか選択肢がない状況でした)。
私としては、被せ物の治療から突如神経を失う事態になってしまったことに非常にショックを受けています。
そこで専門家の方に、神経を抜くことは避けられなかったことなのか、削り過ぎや事前の確認の不十分さなど医師側の判断や処置に過失があったのではないかといった点について、ご見解を伺いたくお願いいたします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
現況ですが、環境が変わること、削った影響が神経に出ることは経験することです。
ジルコニア自費ですので、すでにこの時点で症状が出ているということは将来において続く可能性が高いと判断してもおかしくはないと思います。
環境が変わることで、削りすぎても症状が出ない方もいますし、それほど削らなくても症状が出る方もいます。
また亀裂などからの症状も考えられます。
ですので、致し方ない部分もあるのかと考えます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
ジルコニアクラウンなど、歯を削るものはどうしてもしみてしまうリスクが生じます。
それを事前に回避できればいいのですが、事前に予測不明な事も多々あります。

削りすぎ、ということですが、削らずにすぐに外れるようでは、それも問題ですよね。
神経を取るということが避けられたかどうかについては全く不明ですが、歯科医師もできればそうなると嫌なので、できるだけのことをして神経を取らないように努力をするのが一般的です。
そのためにも仮歯を入れたりするわけですが、今回も仮歯をしっかり入れていたようなので歯科医師の落ち度という点では無いと考えます。

いくら一生懸命丁寧な治療をしていても痛みが生じ、そのため神経を取らざるを得なくなることは時としてあることで、その全責任が歯科医師にあるということであれば、我々歯科医師も何も手を出せないということになると思います。

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