歯並びをよくするという最終的な目標みたいなものは同じですが、マイオブレースと、顎顔面矯正(おそらくワイヤー矯正のこと)はその考え方そのものが違います。
マイオブレースは筋機能療法の一つで、口腔やその周囲、全身に関わる筋肉や骨核の発達を促すことによってその副産物として
歯並びもよくなるという物です。
特に口呼吸の習癖をやめさせるのに有効とされています。
一方、ワイヤー矯正はもちろん多少の習癖の訓練はしますが、基本的に
歯並びそのものを矯正力を使ってきれいに並べていくというもので、発想が真逆となります。
どちらがいいということは言えません。
マイオブレースだけでは不十分なものをワイヤー矯正で最終的に仕上げるというのが理想であり、そのどちらがいいのか、、、ということは言えません。
実際に習癖を取ってある程度顎顔面の発達を促したうえで、ワイヤー矯正でしっかりきれいに並べるという手法を取っている先生もいます。
(もちろんマイオブレースだけで十分な効果を得られればそれはそれでいいのですが。)
お書きになっている前歯4本が抜けて2本生えた時点でもうスペースがない、ということから考えると、マイオブレースだけで何とかなる範疇を超えるような気はします。
ただ、今のうちから習癖を取るためのマイオブレースをしっかりすることには、後々ワイヤー矯正をしたとしてもとても有効な処置になるだろうということは想像できます。
理想を言えば、まずバイオブレースをして、その後ワイヤー矯正で最終仕上げをするということです。