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ご相談

2022/06/01

親知らず治療疑問

親知らずが骨と癒着していたので、根の部分を残して抜歯した。

mi様39歳女性

3日前に大学病院で左下の斜めに埋まっている親知らずの抜歯をしました。

静脈麻酔でおこなったので、抜歯の最中どのような状況だったのか記憶がないのですが、思っていたより親知らずが顎の骨と癒着していたので半分は砕いて抜いて、根っこの部分は癒着していた事と神経に近かったので根の部分は残して抜歯を終了したようです。
今まで親知らずを半分だけ抜いて根を残したままなんて聞いた事がなく、本当に根の部分だけ残して大丈夫なのか不安な日々を過ごしています。
若い先生だったので抜く技術がなかったのかな、とくよくよ考えています。
顔はパンパンに腫れ、痛みはあるのに全部抜歯できなかった事が残念でなりません。
インターネットでも同様の症例がほとんど出てこないのでこちらで相談させていただきました。
よろしくお願いします。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

親知らずの抜歯をしたんですね。
一部根っこが癒着していたんですね。

コロネクトミーと検索してみてください。
ヨーロッパなどでは普通に行われています。
日本では抜歯中止という保険点数があるだけで、コロネクトミーとしては術式としてあまり行われていないというだけです。

また２回法抜歯ということで検索してみてください。
歯を残してということは時にわざと行う処置になります。

癒着した歯と言うのは、骨と歯の境目がなくなってきてる状態なので、いずれ新陳代謝により骨になっていきます。
もし感染が起きてその歯が動けば、それは何年かかけて浮いて出てきます。
ですから、今の時点では全部歯を抜かなかったということで間違いではないと思います。