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ご相談

2022/03/06

矯正治療方法

左右の歯の本数が違う状態での矯正治療は一般的ですか？

ミミ様49歳女性

13歳の息子の矯正治療についてご相談させてください。
海外に在住しています。

右上6歳臼歯が当時斜めに生えたのでその手前の乳歯を早くに抜歯しました。
そのため第二小臼歯が生える時期にはスペースがなくなり内側に異常萌出しました。
歯列からはずれていて矯正では戻せない、抜歯するしかないとのことです。

前歯の真ん中と右奥歯に少し隙間がある状態で本人は前歯の隙間が気になり矯正治療を希望しています。
異常萌出した小臼歯を抜歯して矯正治療をすると左右の歯の数が違うのですが、このような治療は日本でも一般的でしょうか。
上の歯の中心が顔の中心からずれる気がしてしまいます。
仮にずれても問題ないものでしょうか。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

治療に一般論はありません。
それぞれも個人の状態を分析して、それに合わせてそれぞれの治療計画があり、その上で治療を行っていきます。
当然ゴールも違ってきます。
どこまで妥協できるのかということもあると思います。

歯並びが窮屈な場合、上の歯の小臼歯を左右とも抜いて矯正するということは日本でもよくあります。
ただそうした場合、上のアーチだけが小さくなると下のアーチのほうが大きくなる可能性もあります。
下の歯も抜歯が必要になることもあります。
そのあたりがどうなっているのかなどを正確に分析しないと、これが一般的な治療ということは言えません。
歯を片方だけ抜歯して、歯のアーチをそろえて前歯の正中が少しずれるということを受け入れることが出来るのか、それとも左右とも抜くのか、下の歯も抜歯をしないといけないのか、などどこで妥協点を見つけるかはそれぞれということです。