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セラミックとゴールド、天然の歯を長く保存できるのは?

えいす様29歳女性
上の前から5番目の歯を10年前に根管治療しました。
その歯の歯茎に最近フィステルができており、歯科医院に診てもらい再根管治療が必要だとなりました。(12年前に根管治療、10年前に再根管治療、今回で3回目の根管治療です)

根管治療後のクラウンについて、質問です。
笑った時に見える場所の歯であるため、保険外オールセラミッククラウン、ジルコニアクラウンなどを考えています。
しかし、インターネットで調べるとセラミックの寿命は10年程度。

質問(1): 10年後に歯茎との間に隙間ができたなどでクラウンのやり直しが必要になった時には、併せて再根管治療も必ずするのでしょうか。
根管治療は何回もすればするほど歯が薄くなり抜歯の可能性が高まると聞いています。
クラウンのやり直しが10年のスパンで必要で、クラウンのやり直しの際に根管治療もするのであれば、寿命の長いクラウンにすべきかなと感じました。

質問(2): 寿命が10年程度とされるセラミッククラウン。寿命が20年程度とされるゴールドクラウン。一般的な寿命の差は10年あります。
定期メンテナンスをしっかりすることは前提にして、どちらを選ぶかによって、天然の歯を保存できる期間は寿命の差である10年間など、大きく変わってくるのでしょうか。

出来るだけ天然の歯を保存することを切に願っており、クラウンを悩んでいます。

ご意見をお伺いできますと幸いです。
よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 質問(1): 10年後に歯茎との間に隙間ができたなどでクラウンのやり直しが必要になった時には、併せて再根管治療も必ずするのでしょうか。

そうとは限りません。


> クラウンのやり直しが10年のスパンで必要で、クラウンのやり直しの際に根管治療もするのであれば、寿命の長いクラウンにすべきかなと感じました。

寿命の長いクラウンというのはジルコニアのことを言ってるのでしょうか?
ジルコニアとEマックスのようなセラミック、確かに壊れないという面ではジルコニアのほうが強度があります。
でも逆に言うとほかの天然歯がすり減っていったときについていくのがイーマックス、ジルコニアはすり減らない分、根っこに負担がかかって歯根破折を起こす可能性が高い、というような側面もあります。
鉄のヘルメットと強化プラスチックのヘルメット、野球ではもちろん壊れる強化プラスチックですが、戦場では鉄のヘルメットのほうが弾丸からは頭を守れます。
一長一短あり、どちらが良いか、正解はありません。


> 質問(2): 寿命が10年程度とされるセラミッククラウン。寿命が20年程度とされるゴールドクラウン。一般的な寿命の差は10年あります。
> 定期メンテナンスをしっかりすることは前提にして、どちらを選ぶかによって、天然の歯を保存できる期間は寿命の差である10年間など、大きく変わってくるのでしょうか。

この寿命のデータはどうやって計測したものでしょうか?
数十年の歴史のあるゴールドクラウン、平均で何年持ったか、というデータで歴史のある方が長い平均値というのはある意味当たり前なのかもしれません。
私の勉強不足であれば謝りますが、ゴールド20年、セラミック10年の寿命というのは聞いたことがありません。
そんなに違いがあるという認識は私はしていません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
正直なところ、どちらでもいいと考えます。
審美であればセラミックになります。
基本は定期的なメンテナンスになると思います。

池村 光代 先生からの回答

池村 光代
東京都
京橋歯科医院
池村 光代先生
神経を抜いた歯の治療で大切なことは根管治療をしっかりと行うこと(ラバーダムマイクロスコープを使用)とかぶせものを良い素材で作ることです。
3度目の根管治療とのことですが、繰り返す度に抜歯のリスクは高まっていきます。

また、セラミックとゴールドの違いは審美面や欠けや割れのリスクなどあります。
色々なデータはありますが寿命がセラミックが10年、ゴールドが20年と言い切れるわけではなく、ほぼ同じ(ややゴールドが成績が良い)というデータもあります。

かぶせものと歯茎の間に隙間ができたとしても再根管治療に必ずなるとは言えません。
程度によります。

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