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子供の第二乳臼歯が欠けてしまった。治療内容に不信感がある。

E235様44歳男性
子供は5歳11か月です。
3歳頃から左下の第二乳臼歯の溝の部分が黒くくすんでいて、定期的に歯科で検診は受けていましたが、経過観察でした。
5歳6か月頃に歯痛はありましたが、第六臼歯の影響と言われて治療はしていません。
第六臼歯は少し頭が見えて来ています。

5歳9か月頃に虫歯の治療予定でしたが、歯茎フィステルのようなものができたので、延期となりました。
薬は処方されましたが1ヶ月半程度腫れは引きませんでした。
5/12に治療をしてさじのようなもので削ったとのことでした。
6/5に菓子を噛んだ際に左下の第二乳臼歯が縦に1/4ぐらい欠けて歯茎の穴が見えるぐらいになってしまいました。痛みはなしです。

歯科医では、説明やレントゲン撮影はなく、白いプラスチックのようなものを詰めただけで終わりました。
しかし、処置後1時間後に食事をしただけですぐにとれてしまいました。
6/7に再度処置をしてもらい、今度は2時間半あけた後に食事をしましたが、結局すぐに取れてしまいました。
信頼がなくなったため別の歯科医に移り、現在はガムのようなものを詰めている状態です。
レントゲンを撮ることを試みましたが、子供が嫌がったため撮れていません。
次回にセメントのようなもので処置していく方針とのことでした。

質問1
縦に割れた際に原因の説明が特になかったのですが、5/12の虫歯治療で削りすぎたとか、処置のが理由ということはありえますでしょうか。

質問2
処置のせいでないにしろ、縦に大きく割れてしまうような事象は予見できないものでしょうか。
結果的に経過観察すべきじゃなかったのか、フィステルのようなものが1ヶ月半以上続く時点で何らかの異常が発生しているとして別の処置をすべきだったということはないでしょうか。
心情としては定期的に診察を受けていたのに・・・という思いです。

質問3
詰めたプラスチックが2回も取れるのは技量の問題でしょうか。

質問4
欠損した状態は衝撃的な光景でした。
小児歯科専門医のような特殊な医院に移ったほうがいいでしょうか。
それともそんなにレアケースではなく、今の一般歯科でも問題ないでしょうか。
どういった歯科医を選べばいいかをご教示いただきたいです。

質問5
左下の第二乳臼歯が大きく欠けた場合の対処法としてはセメント?を詰めて永久歯に生え変わるのを待つのが一般的な治療になりますでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 質問1
> 縦に割れた際に原因の説明が特になかったのですが、5/12の虫歯治療で削りすぎたとか、処置のが理由ということはありえますでしょうか。

おそらくそれはないと思います。
それだけ頑丈なところを削るほうが大変ですし、むし歯ですでに弱くなっていたんでしょう。


> 質問2
> 処置のせいでないにしろ、縦に大きく割れてしまうような事象は予見できないものでしょうか。
> 結果的に経過観察すべきじゃなかったのか、フィステルのようなものが1ヶ月半以上続く時点で何らかの異常が発生しているとして別の処置をすべきだったということはないでしょうか。
> 心情としては定期的に診察を受けていたのに・・・という思いです。

お気持ちはわかりますが、仕方のないこともあります。


> 質問3
> 詰めたプラスチックが2回も取れるのは技量の問題でしょうか。

歯の状態、口苦内の環境、うまく治療を受けられるかどうか、という問題だと思います。


> 質問4
> 欠損した状態は衝撃的な光景でした。
> 小児歯科専門医のような特殊な医院に移ったほうがいいでしょうか。
> それともそんなにレアケースではなく、今の一般歯科でも問題ないでしょうか。
> どういった歯科医を選べばいいかをご教示いただきたいです。

確かに第二小臼歯がそれだけの状態になってしまったことは今後の管理が難しいと思います。
小児歯科専門が有るのであればそのほうがいいのかもしれません。


> 質問5
> 左下の第二乳臼歯が大きく欠けた場合の対処法としてはセメント?を詰めて永久歯に生え変わるのを待つのが一般的な治療になりますでしょうか?

治療方法に一般論は通じません。
その個々の状態に合わせて適切な処置が必要になります。

今回の件ですが第二小臼歯が大きくいきなり欠ける、6番目の歯の影響があったという事から考えると、6番目の歯のために第二乳臼歯の歯根が吸収してきていたということも考えられます。
これは顎の骨が小さい、歯並びが悪いという事から起きるものです。
その場合、矯正なども視野に入れておいたほうがいいと思います。
またこのような場合適切な処置をしていたとしても、どうすることもできなかったという可能性が高いということが言えると思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
フィステルの原因が第二乳臼歯だとすると、齲蝕が大きくなっていた可能性もあります。
大きな齲蝕の場合、中の象牙質がかなり広範囲に軟化していることがあり、その場合外側の中からの支えを失ったエナメル質が突然破折することも不思議ではありません。

充填用のプラスチックはしっかりと防湿した状態でないと歯とはくっつきません。
感染象牙質をきれいに取ったうえ、唾液を排除した状態で充填できれば脱落を防ぐことはできると思いますが、お子様の場合、唾液が多く上手く処置をするのが難しい場合もあるかもしれません。

乳歯の齲蝕処置も交換期までの暫間的なものでなくしっかりとした治療が必要だと思います。

池村 光代 先生からの回答

池村 光代
東京都
京橋歯科医院
池村 光代先生
1 虫歯が原因ではないでしょうか。

2 レントゲンが撮れていないのでしたら診断は難しかったのではと想像します。

3 乳歯は生え変わりがあるので応急処置ではないかと思います。神経を抜く治療が必要ではなかったかと思いますが時期的に生え変わりもすぐでしょう。1/4折れてしまってはプラスチックでの修復は難しいです。

4 小児専門の方がレントゲン等も子供が撮りやすいので今後は安心かと思います。

5 歯の根に病巣がある場合は根管治療が必要となります。永久歯に影響が出ないようにする為です。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 質問1
> 縦に割れた際に原因の説明が特になかったのですが、5/12の虫歯治療で削りすぎたとか、処置のが理由ということはありえますでしょうか。

もともと乳歯永久歯に比べダメージを受けやすく、歯が薄い傾向があり欠損しやすいと思います。


> 質問2
> 処置のせいでないにしろ、縦に大きく割れてしまうような事象は予見できないものでしょうか。
> 結果的に経過観察すべきじゃなかったのか、フィステルのようなものが1ヶ月半以上続く時点で何らかの異常が発生しているとして別の処置をすべきだったということはないでしょうか。
> 心情としては定期的に診察を受けていたのに・・・という思いです。

正直ほとんど予見しにくいと思います。
であれば最初から銀のかぶせ物をするのが妥当になります。
大学病院ではほとんどがそのようになりますが、父兄の方が銀を嫌がることが一つの要因になります。


> 質問3
> 詰めたプラスチックが2回も取れるのは技量の問題でしょうか。

乳歯かつ子供の口の中は大人に比べて湿気が多く、接着には不向きな環境であることがわかっています。
また日々かみ合わせが変わることは常に説明していますので、このような事例は多いかと思います。


> 質問4
> 欠損した状態は衝撃的な光景でした。
> 小児歯科専門医のような特殊な医院に移ったほうがいいでしょうか。
> それともそんなにレアケースではなく、今の一般歯科でも問題ないでしょうか。
> どういった歯科医を選べばいいかをご教示いただきたいです。

やはり小児歯科専門医かと思います。


> 質問5
> 左下の第二乳臼歯が大きく欠けた場合の対処法としてはセメント?を詰めて永久歯に生え変わるのを待つのが一般的な治療になりますでしょうか?

永久歯に影響がなければのお話ですが、ある場合は抜歯の後、保隙になります。

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