ゆずき 様
治療後の歯がしみるのは心配ですね。
ただ、あまりあわてなくて良いのではないかと考えます。
う窩(
虫歯)の細菌に感染したところを取ると、
象牙質という部分の厚みが薄くなり、悪い部分を取った穴を白い材料で埋め合わせをしてもごくわずかたわむのを感知して痛んだり、あるいは冷たいものを感じたりします。
プラスチックとおっしゃった材料は、
セラミックの細かい粒子を高分子の化合物に混ぜてそれを口腔内で光を用いて固まるようにした、とても良い材料です。
「プラスチックの
詰め物をしているからしみるのは仕方ない」とぶっきらぼうに言われると、とても不安になるかもしれませんが、良い材料で治療してもらっていると思えます。
ただ、ご本人には食事や冷たいものを飲むたびに感じるのは大変不安になるでしょうが、しみる刺激を少しずつかけていくと、歯の
歯髄腔(神経の入っている穴)の中にカルシウムを沈着させて自然に他と同じように感じるようにしていきます。
何ヶ月か半年、1年の単位で根気よく治していくことになります。
しみるだけで神経を取るのはとてももったいないです。
歯科医師は患者さんからしみる訴えが続くと、することは神経を取るしか方法がなくなります。
もし、辛抱できる程度凍みるのであれば、大変でしょうがもう少し我慢して、少しずつ刺激を加えながら様子を見てはいかがでしょうか。
もう少し様子を見て、だんだんにしみるのがきつくなるとか、痛みが出るとかの症状が出てくるようでしたら、歯科医師にもう一度相談してみてください。
それまではだんだんと落ち着くのを待つのが良いと思います。
いろいろなケースがあります。
その中には「治療の失敗の可能性がある」というのも一つですが、たくさんの可能性の一つでしかありません。
簡単にそのような結論を出すのは早計だと思います。
早く落ち着くように願っています。