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2011/08/05

顎関節症でマウスピースを装着していますがその装着する期間

ろっぽん様44歳女性
こんにちは。

私は顎関節症の治療の一環で、今年の4月の初めに歯型を取り、それでマウスピースを作りました。

この数カ月はマウスピースは装着していなかったのですが、どうやら夜中に強い食いしばりがあるかもしれないと思い、この数日は再びつけて寝ています。

そこで思ったのですが、歯科医からはマウスピース装着の目安は二ヶ月間だと言われました。今、4か月くらい経過しています。

マウスピースってどのくらい装着していいのですか? 成人で上の歯なので、特に虫歯の治療で歯を削るとか、歯周病が重くなって歯がぐらつくとかしない限り、そうそう歯並びは変化しないだろうとは思うのですが、それでも長期間にわたり同じものを付け続けていいのかどうか、不安です。

装着した感じは、やはり最初は少し窮屈です。でもこれはマウスピースが出来上がった直後から同じで、別に締め付けられるとか窮屈で痛いとかいうのはありません。

疑問にお答えいただければ幸いです。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
マウスピース装着終了はいつか?に関してはやや難しいかもしれません。

実は先週、この辺の話を聞いてきたばかりでしたが、はっきりと結論は出ていませんでした。

長期間にわたり装着することを勧める先生と、患者さん本人の考えで良いという先生(症状が取れた場合、ストレスを感じなくなった時など)いろいろいるのが現状です。

食いしばりがあるとき、やはり何らかのストレス行動やストレス現状があることが多いと思われます。

ですので、そのストレスを少しでもなくす行動などを努力目標で行い、無くなったと感じた時点で、マウスピース装着をやめる時期にしても良いのではとも考えます。

歯に物がつまったようなお答えしか出来なくて申し訳ないのですが。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
その後の顎関節症の経過はいかがでしょうか?

もちろんマウスピースをはめることによるデメリットもあります。
ご指摘のように歯の位置が動いてきたり噛み合わせが変わってきたりということが、全く起こらないというわけではないということもデメリットの一つです。

また夜間唾液が上の歯を洗浄できないということで、虫歯になるリスクも抱えています。

ただ、このようなリスクはあることを承知で、顎関節症を緩和するという目的のためにマウスピースをはめるという不自然なことをするわけです。

24時間ずっとはめ続けていると確かに歯並びに悪影響が出る可能性が高くなるので夜間寝るときだけはめて、それ以外ははめなければ元の歯並びをキープできると考えています。

なので歯ぎしりを防止する、歯ぎしりによる悪影響を緩和するという目的のマウスピースの場合ずっとはめ続けている人もいます。

医療はベネフィット(利益)とデメリット(悪影響)をはかりにかけ、利益が上回ると考えられる場合に行います。

なので2カ月を目安に、というのは顎関節症の場合だいたいそのくらいで症状がなければマウスピースから離脱できればしてもらうという意味で、症状を見ながら調整すればよいと思います。

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