あり得るかあり得ないかでいうとあり得ます。
もし神経を取らずに処置をして痛みが出たときに、痛みが出る可能性が高いのであればなぜ痛くないようにあらかじめ神経を取らなかったんだ、、、ということにもなります。
痛みが出たのはその先生の腕が悪かったのではとか、診断が間違っていたのでは、、、等疑い出せばキリがありません。
事前に神経を取るという説明もあり同意しているということなので、わざわざ詳しく説明をするということもしないと思います。
レントゲンを見て大きなむし歯であった、、、神経に近い、、、年齢から考えてむし歯の進行は早そう、、、ということは急性
齲蝕という可能性が高い、、、そうであれば
歯髄を残して
虫歯で柔らかくなった
象牙質を残して蓋をして
歯髄を温存するということは結構難しい処置になり、急に痛みが出る可能性も十分考えられます。
痛みが出だすと
麻酔をしても効きにくくなり、非常につらい思いをする可能性も出てきます。
歯髄を温存できる可能性が40パーセントだとして、残りは余計にしんどい思いをする可能性があったりするのが
歯髄を残すということです。
(このパーセントはもちろん状況によって10パーセントだったり90パーセントだったりと変化するものですが、、。)
神経を取ったら取ったでもちろんそのデメリットがあることも確かです。
それぞれについてメリット、デメリット、詳しく説明すればいいのでしょうが保険ではそこまで丁寧に説明する時間は考慮されていません。
保険診療としては普通の適切な説明と処置であったと思います。