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歯根嚢胞の治療について教えてください。

マーチ様42歳女性
宜しくお願い致します。37歳の女性です。
10代の頃、右上奥歯の根管治療が不十分だったせいで、20代で2回、根管治療をやり直しました。
30歳の時に急に副鼻腔炎になり、なかなか右側が治らず、2年の間に6,7回急性副鼻腔炎になったため、CTを撮ったところ、再び歯根嚢胞上顎洞に貯留嚢胞ができていました。
貯留嚢胞は上顎洞の下側にあり、ドーム状になっています。
その後、原因歯は抜歯しましたが、歯根嚢胞と、上顎洞には明らかな交通はないと言われ、歯茎を閉じました。
歯と歯根嚢胞は取れたものの、貯留嚢胞はそのまま残り、毎日軽い鈍痛に悩まされ、5年になります。
また、抜歯後から、年に1度の頻度ですが、風邪をこじらせると、何故か顔からの発熱、汚い鼻水、激しい頭痛が起こり、抗生物質でないと治りません。

耳鼻咽喉科では「嚢胞は歯とは関係ない、放置して良い。」と言われ、歯科では「嚢胞歯根嚢胞の菌が波及したもので、手術した方がいい」と言われ混乱しています。
また、ネットの論文で、歯根嚢胞の一部が残存し、10年の年月で悪性化した例があり、慢性炎症は癌に変わる可能性があり、早めに対処すべきとありました。

何を信じればいいか分からないのですが、どうしたらいいか教えて下さい。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
基本的には上顎洞内の粘液貯留嚢胞なのであれば耳鼻科の言う通り関係はないでしょう。
かといって症状が有るのであれば何らかの処置をしたほうがいいようにも思います。
歯根嚢胞が悪化して癌化するというのは果たして本当にそうだったのか、はっきりしない面もありますが歯根嚢胞であれば原因歯の抜歯で治るはずです。
(残留嚢胞というものもありますが、それが上顎洞に残ることは考えにくいです。)
歯科で言う手術というのがどのような手術なのかわかりませんが、してくれるというのであればよく話を聞いてやってみてもいいと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
抜歯歯根嚢胞除去時に、上顎洞との交通が確認できなかったとのことですので、貯留嚢胞は上顎洞内に発生する粘液貯留嚢胞と言われるものではないかと思われます。

無症状に経過する場合は、放置しておいてもよいとされますが、たびたび発熱・頭痛・多分嚢胞壁の穿孔によると思われる鼻漏などがある場合は積極的に除去して頂いた方が良いのではないでしょうか。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
ちなみにお近くの歯科大学病院歯科口腔外科は受診されましたでしょうか?
そこでの判断を参考にされたほうがいいと思います。

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