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2019/12/31
矯正 治療方法

セラミックやジルコニアの治療後、矯正治療をしても良い？

nappi様34歳男性
相談させていただきます。
以前顎変形症と重度の顎関節症と診断され大学病院で保険適用の歯科矯正をやっていたのですが、訳あって途中でやめました。（前期の段階で辞めたので手術はしていません。）

現在、虫歯がかなりひどい状態なので治療を始めようと思うのですが、セラミックかジルコニアで綺麗に治そうと考えています。
差し歯を入れると、ぱっと見綺麗な歯並びに直してもらえると思うのですが、もう少しお金が貯まれば、矯正も再開したいと考えています。
この場合、虫歯の治療を先にやるのは当然として、セラミックなどで治療した後、矯正を始めると被せ物が壊れたり、もう一度作り直すことになったりしないのでしょうか？

次に、以前矯正をやっていた時は保険適用なので銀色の物凄く目立つ矯正器具しか使えなかったのですが、今後矯正をやる場合、目立たない器具（透明、裏側など）でやるつもりです。
保険適用は今もできないと思うのですが、出来るだけ費用を抑える治療法があれば教えてください。
記憶が少し曖昧なのですが、以前の治療の時保険適用で手術費入院費など諸々60〜70万円くらい掛かるだろうとの説明があった気がします。
全額自己負担でやる余裕が無いので部分的にでも保険を使えるパターンなどあれば知りたいと思っています。

よろしくお願いします。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
いろいろな面で大きな勘違い、思い違いをされているようです。
セラミック、ジルコニアはプラークなどあらゆるものがくっつきにくいというのが一番のメリットです。
ですから矯正するためのブラケットも張り付けるのが難しくなります。
矯正の途中でやめて、外科もまだしていないということは根の位置も理想的な位置にはないということです。
それで被せることも難しいですし、それを矯正するということももっと難しくなります。
矯正したら歯の際もそのつなぎ目が出てきて見た目も悪くなってしまうでしょう。
矯正の保険については、前回していてお分かりだと思いますが、ルールにのっとって様々な制約があります。
一部保険での矯正というのはありません。
外科が必要なくらいだったものを外科をなしに矯正するというのがそもそもできるのかどうか、という点からもう一度矯正医としっかりと相談して、ちゃんと歯科医学的に正しい順番で治療を行うことをお勧めします。
歯科医学的にはむし歯の処置をして仮の歯をセットし、その状態で矯正を行うなら（行えるなら）行い、根っこの位置がちゃんと理想的な位置に並んだ状態で、初めて被せを考えるということです。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
保険であれば、決まりごとがあると思いますので必ずしも希望通りの機材が使えない場合があります。
また歯を治すのであれば、まずは矯正治療が先になると思います。
仮の歯等で治療になると考えます。
被せ物が先ですと、矯正治療にまたお金がかかると思います。

船津　三四郎　先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津　三四郎先生
nappi 様、初めまして。
実際にnappi様の口腔内や、レントゲン、歯型、等を拝見致しておりませんので確定的な事は申し上げられませんが、基本的に
1．虫歯の治療を最優先（矯正治療に支障の無い範囲に留める）
2．顎変形症の術前術後矯正
3．セラミック等の被せ物は矯正が終わってから最後に治療する
(最初にセラミックやジルコニア等で、前歯を被せてしまうと矯正用のブラケットを付ける事が難しくなります。矯正用のブラケットが何回も脱落する可能性が有ります。)
4．部分的に保険で矯正を行う事は出来ません

状況がよくわかりませんが、まず顎変形症を最優先で治しておく事をお勧めいたします。

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