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ご相談

前歯の神経を抜いたあと

さち様52歳女性
3年前に奥歯の銀歯がとれて治療に行き、そこで前歯に虫歯があると言われて神経迄は、いってないが治療がしにくいと言われて他の歯科にかかる暇もなくて3分の2削り、神経をとってさし歯にしました。

最近そこの歯が冷たいものがしみるので他の歯科にかかったのですが、レントゲンでみるとなんとなく歯茎のところが怪しいといわれて、いますぐ治療はしなくてもいいけどいつかもっと腫れたりしたら又さし歯をとって治療する事になると言われました。

3年前に神経迄いってなくても治療がしにくいからと神経を抜いたりしたことが今でも疑問でそんなことあるのか聞いてみたくて相談しました。

それと今後の治療はどうしたらいいのでしょうか?お願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
虫歯が神経まで達していなくても、歯の根元の辺りに虫歯があり歯が折れてしまう可能性がある場合などはあえて神経を取って処置をすることは
ありえます。

また歯の歯茎よりも上の部分が大半、虫歯でなくなる場合にもかぶせをする補強のために神経を取らざるを得ない場合もあります。

今回の場合がそうであったかどうか、ということはわかりませんが、すでに神経を取ってかぶせをしている状況ということであればそのことを深く考えても仕方がないと思います。

また今後のことですが、今後どのような症状が出るのか、それはそのときに
考えればよいことだと思います。(たとえばもっと将来その部分の歯がなくなり、そのときに入れ歯にしようか、ブリッジにしたほうがいいのか、、と今考えても仕方がないでしょう。)

それよりも、しみるというのがその神経を抜いた歯なのか、ということが気になります。

通常神経を抜いた歯というものは冷たいものがしみたりしません。
そのことも含めてもう一度見てもらったほうがいいかもしれませんね。

塚原 隆志 先生からの回答

愛知県
塚原歯科
塚原 隆志先生
さち 様

ご不安わかります。

正直申しまして、実際に診察させていただいていないのでわかりかねますが
虫歯が深い場合には、神経の保存に関して各歯科医師で迷うところだと思われます。
  
とくに、前歯(下の歯)は奥の臼歯とくらべて歯が小さいので外界と神経まで
の距離が短い=歯質が薄いために深い虫歯になると神経を残せる可能性は難しくなってきます。

3分の2まで歯を削るような場合は無理に残して痛みやしみやすくなるより神経を除去して咬めるようにしたのかと思われます。

歯科医師との意思の疎通を図るためにどんどん質問や希望を言ってください。歯科医師は、患者様の疾患を治すことに全力を注ぐあまり時として患者様の希望にそぐわない治療を選択してしまうこともあります。

結果的に、それが正しいとしても一緒に治療を完成するんだというお気持ちでいていただきたいです。「おまかせ治療」でなくて納得いくまで話してみてください。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
神経をとった歯が冷たいものにしみるということは、あまりかんがえられません。

ただ時々まれにではあるのですが経験したことはあります。

もしかすると、思っている歯ではなくて、その両隣であることも考えられますので、よく診査することが必要です。

またシュミテクトなどの知覚過敏抑制効果のあるものを使って経過をみるのも一つの手段かと考えます。咬み合わせも良くもてもらってください。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
さち 様

せっかく治療した歯が痛くなり、ご心配なことと思います。

ご質問は2点。
1。3年前に神経をとって差し歯にした歯が最近冷たい物がしみる。神経までう蝕虫歯)が進んでいなかったのに神経を抜く治療に必然性があったのか?

(お答え)神経までう蝕が進んでいなくても、う蝕を起こす細菌が象牙細管という細い管の中に入って、後々神経にダメージを与えることがあります。かぶせた後で神経が痛むともう一度被せた物を外して治療しなおさなくてはならないなど問題を起こす場合がありますから、神経をとった治療は適切であったと思います。ただ、今後は本当に神経をとらなければならないかどうかをよくお聞きになって、神経を残してかぶせた場合、後で神経がダメージを受けた場合、かぶせた上から穴をあけて治療できないかどうかなど(その場合はあけた穴を塞ぐ方法がはあります。ただし、歯科医は後で問題が起こると困るのであまりやりたくない方法です)よく検討してみてください。最近はセカンドオピニオンや‘歯のねっと’など事前に相談する方法があるので、十分ご自身で納得して治療を受けてください。
なお、このご質問には不思議な点があります。神経をとった歯は原則しみないはずです。この歯の前後や上下の歯のどこかにしみている歯がないのかもう一度よく診察してもらってください。あるいは歯肉(歯茎)に炎症があった場合しみるような感じを持つ患者さんがいらっしゃいます。現在みてもらっている歯科医師が「歯茎のところがあやしい」とおっしゃったのはそのことをさしていると思います。ただし、その場合はかぶせた物を外さないで歯肉の治療をできるはずなので、そのあたりをよく聞いてみてください。

2。今後の治療をどうすればよいか?
(お答え)今のところ落ち着いているようなので、あまり先のことを心配なさらなくてもよいかと思います。ただ、すぐにまた症状がでるようでしたら、今の歯科医師に了解を得てレントゲンなどをおかりして、歯科大学や総合病院の歯科口腔外科セカンドオピニオンとして診察してもらえるところを探して相談してみてください。

早く落ち着かれることを願っております。

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