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2019/06/30

虫歯を治療した歯が歯髄壊死になった。治療に問題があった?

8020様53歳男性
虫歯治療後(虫歯を削って詰め物)、知覚過敏のような冷たいものがしみる症状が出て、何度か通院して訴えましたが、何もしてもらえませんでした。
その後、自然と知覚過敏の症状が消えました。
理由は、歯髄壊死でした。
歯科治療に納得がいきません。
これは推測ですが、その虫歯歯髄まで達していたか削りすぎて歯髄露出していたんだと思いますが、どうでしょうか?
その歯科医院には年2回弱の定期健診に通っていましたし、虫歯治療前もそんなに深い虫歯ではないとの説明を受けていました。
その為か、レントゲンも撮らずに治療を始めました。

そこで質問です。
(1)この治療方法に問題等があれば教えてください。
(2)歯髄壊死になった原因はなんでしょうか。(歯に強い衝撃は与えていません)
(3)虫歯歯髄まで達していたのであれば年2回での定期健診では少ないですか。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> (1)この治療方法に問題等があれば教えてください。
問題はないと思いますが、虫歯である以上神経が既に感染していた可能性も考えられます。


> (2)歯髄壊死になった原因はなんでしょうか。(歯に強い衝撃は与えていません)

通常は虫歯による感染が多いと思いますが、セメントや材料の相性が良くなく死んでしまうこともあります。
これは、想定できません。


> (3)虫歯歯髄まで達していたのであれば年2回での定期健診では少ないですか。

正直、人により違いますので断定ができません。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> (1)この治療方法に問題等があれば教えてください。

ないと思います。


> (2)歯髄壊死になった原因はなんでしょうか。(歯に強い衝撃は与えていません)

原因は細菌感染です。


> (3)虫歯歯髄まで達していたのであれば年2回での定期健診では少ないですか。

定期健診のたびにレントゲンを撮ってもっと詳しく検査していれば、もう少し早くわかっていた可能性はあります。
でもそれは保険ではなかなか通りません。
保険では一般的に考えてリスクの低い人に年に数回のレントゲン撮影をすることは認めていませんし、学術的にもあまりレントゲンを必要性がないのにバンバン撮ることは避ける方向になってきています。
(がん化するなどの問題も全くゼロとは言えないからです。)

100個の中の2つの問題のある人を探し出すのに、100人全部に検査を行い見つけ出すということと、何か問題が出た時にそれなりの対策をその時に行う、という考え方、どちらが医療費削減に有効だと思いますか?
日本の政策として医療費削減ということを前面に押し出しています。
どうしてももっと検査してほしいという希望があれば自費で検査を受けることは可能です。(人間ドック)
保険制度ではそういう制限、限界があるということなのでいくら年に2回見ていても、レントゲン検査をしなければ見つけることができないことも多々あるということです。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
虫歯歯髄に近いところまで進行していたとすると、処置後ある程度の期間反応が出るものです。
その時点で明らかに神経まで行っているか、かなり深くて歯髄炎を起こす可能性が高い場合は、それなりの対処をするでしょうが、そこまで出ない場合は経過観察となるケースが多いでしょう。
症状が出たとしても、次第に良くなるケースもありますが、今回のように歯髄壊死となってしまうこともあり得ます。
原因としては、目視できない部分で細菌感染していた部分がまだ残っていて更に齲蝕が進行したこと、あるいは処置そのものの刺激または処置後の刺激が歯髄にとって限界以上のものだった場合など。
いずれもやむを得ないことだと思います。
詰めたり、被せたりした部分の齲蝕については、目視だけの健診では限界があることも事実でしょう。
時々はレントゲン検査が必要になるでしょう。

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