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2011/05/16

歯茎が痛い!

ろっぽん様44歳女性
一ヶ月半前に知覚過敏と診断され、そのおよそ一カ月後にほぼ治り、それからしばらくしてストレスを感じることがあり、それがきっかけで症状が戻ってしまっています。

症状が戻った経緯としては、顎関節症もあるのでまず顎の痛み(これはもう無いです)、唇にヘルペスができ、知覚過敏が「やや」戻りました。
症状が出ているのは右の上下の奥歯付近一帯の歯茎ですが、まず、歯茎がうずきだし、見た目では赤かったりひどく晴れてたりしないのですが、感覚的にはをもって腫れているように感じました。

その次の段階では、「やや」戻っていた知覚過敏がいよいよひどくなりはじめ、歯茎の腫れた感じと同時にジーンと強烈に歯茎にしみるようになりました。

そして、今は歯茎が腫れたりをもったような感じはやや無くなりましたが、知覚過敏の症状は完全に戻り、食事の時などはズキーンと響くように痛み、息をするだけで痛い時もあります。

今の状態で歯科へ行ったところ、歯茎はピンク色だし、歯周ポケットも浅いし、どうもしてないよ、知覚過敏の薬をぬっておこうねと言われました。

確かに今は単なる知覚過敏かもしれません。でも、その前の歯茎の状態が何なのか気になります。せっかく一度は治った知覚過敏、それがストレスを感じただけでこんなに完全にぶり返すなんてショックです。

どうも、調べる限り歯周病だと思うのですが…。見えないところ、歯と歯の間とかで炎症を起こしてたりするのを、歯科医が見逃すということはありますか?

一番しみるのがひどい歯と歯の間、この間まで食べてたら血が出たりしていました。今でもそこが何もしてなくても違和感があります。

今度、先生に何と伝えればいいですか? もう一回レントゲンをとってもらうべきですか?

そのうち知覚過敏も収まるのかもしれませんが、こうぶり返すとなると、何か根本的な原因が解決できてないんじゃないかと不安です。

どうしたらいいですか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
まず病態を認識するところから始めましょう。わかりやすく説明しますね。

歯が骨に埋まっている状態を想像してください。その歯に力が加わったと思ってください。その歯には応力集中といって骨に埋まっているところと出ているところの境目ちょうど歯茎の際のところに力が集中します。

そこの部分ではミクロの歯の破壊が起こり、しみるといった症状が出ます。(これが知覚過敏の症状です。)歯に力が加わるので歯と骨が剥がれる力になります。

つめに強い力が加わると剥がれそうになると痛いですよね。
その症状が歯周病のようなジーーンとした症状となって現れます。

また、もっと強い力が加わり、歯そのものにミクロではなく本当にひびが入ったらすごい痛みが出てくることがあります。もちろん炎症も起こすし、出血もするでしょう。

右のほうでかむようですが歯というのはてこで言うと作用点です。
支店である顎関節にも当然力がかかり、顎関節の軟骨部分に障害が出て顎が痛くなったりします。(これが顎関節症の症状のひとつです。)

ストレスによって無意識のうちに(夜寝ている間とかに)ぐっと食いしばったり歯ぎしりしたりといったことをすると、上に書いているような症状がいろいろな形で起こってきます。

今状況としてはひとまず歯周ポケットも浅く、歯肉炎症もないようなので知覚過敏の処置を行っているだけのようですが、必要に応じて、スプリントナイトガードと呼ばれるマウスピースをはめるようなことをしたほうがいいかもしれません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
歯周病を見逃すことは無いと考えます。
軽度の歯周病であれば、きちんと治療すればまたブラッシングすれば治ります。

まずはきちんと、歯周病の有無を検査してもらう必要があります。
いわゆる歯肉の検査です。

出血があるということは、汚れが付いているということと、歯周病が現在軽度であっても進行中の可能性がありますので注意と処置ケアが必要です。

それから、歯ぎしり食いしばり等の不定愁訴の有無を診てもらってください。

なぜ知覚過敏が起こるのかその原因を突き止めるべきだと思います。

更に歯周病歯ぎしり食いしばりが重なると、将来的に歯周病が悪化することが考えられます。

塚原 隆志 先生からの回答

愛知県
塚原歯科
塚原 隆志先生
ろっぽん 様

お辛い状況、ご心労の中相談ありがとうございます。
 
まず、ストレスや緊張によって一時的に歯周病が起きることがあります。

歯周病というのは、感染症です。つまりは、空気中や食べ物、他人を介して口の中にやってきます。普段は、唾液の中にある抗体成分(免疫)IgAというのが歯周病菌の数や感染から防いでいるんですが、ストレスや緊張、風邪、花粉症などによって口が渇いてくると歯周病菌はここぞとばかり増えてきます。つまりは、唾液が出ないという事は、抗体成分もでないという事です。
   
でも、人には回復能力があるのでそのとき状態が悪くても歯科医院に行かれたときには改善している可能性があります。

そして、知覚過敏ですがぶり返すことはかんがえられます。
 
知覚過敏を起こしているのは、歯の神経です。ストレスなどの心的外傷により過敏になってしまうことはありうると思われます。
 
ですので、一時的な歯周病知覚過敏の両側面から治療をお願いしてみたらいかがでしょう?歯周組織(歯ぐき)にお薬を塗布するだけでもかなり効果があると思います。

また、ろっぽん様もうがい薬の使用やしみる歯を休ませる(しみるものを極
力もっていかないなど)方法もとられてはいかがでしょうか?

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