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2019/04/22

虫歯治療で仮詰めの状態が1ヶ月以上続いても問題ないのですか?

しか様29歳男性
1ヶ月くらい前に虫歯治療をしました。
歯と歯の間に銀の詰め物があったのですが、レントゲンを撮ってみるとその下にまた虫歯が出来ていたので再度治療したのです。
削った後、薬を詰めて(仮詰めして)「しばらく様子見て、問題なければ型取りしましょう」と言われました。
そして先週、てっきりその歯の治療の続きをすると思っていたのですが、何の説明もなく別の歯の治療をされました。(そこは一回で完結しました)
次回の予定を聞いたところ、また別の歯が虫歯になっているので、そこを治療するとのこと。
「前回の治療の続きはどうなったのか?」と質問すると、「そこはまだ仮詰めの状態で問題ない」と言われました。
そうは言っても、もう1ヶ月以上仮詰めの状態が続いています。
このままではまたすぐに虫歯になってしまうと思うのですが、何故その歯の治療を後回しにするのか分かりません。
仮詰めの状態が長く続いても、それほど問題ないのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
むし歯の治療をしているんですね。
歯というのは外には成長しませんが、実は中のほうに成長していきます。
簡単にいうと歯の神経と呼ばれる歯髄は刺激を受けるとどんどん細くなります。
言い換えるとその部分に象牙質が作られていくということです。
むし歯を取って歯髄を保護するもので仮のふたをするとそういう反応が起きて、次回再度削るときにも痛みが出にくかったり、今後痛みが出る可能性を抑えることができます。
歯髄温存療法ともいわれます、
仮の詰め物でしっかりとふたをしているのであれば、そのようなことを狙っている可能性も高いと思います。
象牙質ができるのに時間がかかります。象牙質ができるのには最低でも数か月はかかるので、歯髄温存療法の場合には3か月は置いておくという処置になります。)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
自分に置き換えると、経過観察も治療の一つと思っていますので、必要な場合説明の後、数ヶ月置くことがあります。
その場合、壊れにくい仮の詰め物にします。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
しっかり蓋がされていれば、2〜3か月は大丈夫でしょう。
虫歯が深く、神経にかなり近い場合など、処置後に歯髄変性を伴う症状が出てくることがあり、その確認のために敢えて間を置くことはあります。
先生は様子を見ているのだと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
しか 様、初めまして。
仮詰めの期間がご心配の事と拝察申し上げます。

一般的に浅い虫歯の場合は、1回の充填処置で済む場合が有ります。
一方、深い虫歯の場合は虫歯充填した後、しみたり、疼痛が発現する場合があります。
象牙質内の象牙細管を通して温度刺激、接触刺激、酸味刺激等が歯髄内の神経に伝わる為です。

その為、 間接覆髄、若しくは、裏装後セメントによる仮充填後、3か月程経過観察後、問題なければ、充填或いは歯冠修復を行います。
仮詰めのセメントが欠けたりする場合は、かかりつけ歯科医院へすぐご連絡ください。

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