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2018/12/02
セラミック 治療方法

大臼歯のセラミックが破損してしまい、今後の治療法に悩みます。

シンコー様73歳男性
下の右奥大臼歯、セラミック仕様が、一部破損して腫れました。
破損箇所を修復して、腫れは薬剤で治療して頂き、治りました。
ただ腫れは、奥まで、膿んでいないので、当面は差し支え無いとの事でした。
しかし、ひびが入っているので、硬いものを噛むと割れる可能性があるとの事です。
その歯の前3本がブリッジにしたのでセラミックをはずすと、抜歯になる可能性との事です。
また、前3本のブリッジも影響する可能性があるとの事です。
下の右奥大臼歯なのでしっかり噛みたいのですが、どの様な方法がベストでしょうか？

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
状況が良くないのであれば、その歯を使い切るのがいいのではないでしょうか。
このあたりは、将来を見据えて一度お話をして決めておいた方がいいのではと思います。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
ベストな治療というものはありません。
例えば70パーセントの成功率の手術があったとします。
それがベストでしょうか？
30パーセントの失敗があるならやめたほうがいいと考える人もいるでしょう。
そう考える人にとってはやめたほうがベストということになります。
しっかりと噛むためにはさまざまな方法が考えられます。
そのための手法手段は山のように考えられます。
全体の咬合が悪いということが原因で歯が割れてしまったのであれば全体のかみ合わせ、矯正を含めて全額的な補綴というものが必要になるかもしれません。
それがベストと考える人にとってはベストでしょう。
でもそのためには費用も労力も時間もとてもかかるかもしれません。
ブリッジになった、そのもともとの原因というものをしっかりと分析して治療に臨むということが大切だと思います。
（方法論ではなくて、それらをしっかりと分析診断できる先生に診てもらうということが一番大切だと思います。）

船津　三四郎　先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津　三四郎先生
シンコー 様、初めまして。
セラミックの破折でご難儀の事と拝察申し上げます。

上下歯列の全体像が不明なので、回答が難しいのですが、一般的に抜歯後の治療方法には、以下の方法があります。

1．部分義歯（取り外し式の義歯）
　殆ど全てのケースで適用出来ます。（健康保険適用）

2．ブリッジ
　欠点：前後の歯を削らなければならない。健康保険適用。

3．自家歯牙移植

4．インプラント
　健康保険外

右下奥の大臼歯、セラミックの破折の原因究明が大事になります。

最近の報告では、被せ物の脱落、欠け等には、以下の様な要因が深く関与している事が わかってきました。
1．噛み締め癖
2．夜間就寝時の歯ぎしり
3．TCH
4．固い食材を好んで食べる嗜好（とば、こまい、するめ、ピーナッツ、アーモンド、 硬い煎餅、フランスパン、分厚いたくあん等）
5．態癖

上記に該当する方の口腔内には、以下の様な症状が出る事が多いです。
1．骨隆起
2．歯の咬耗
3．歯の摩耗
4．歯のヒビ、歯根破折
5．顎関節症状（顎が痛い、口が開きにくい、ポキポキ音がする）
6．咬筋の異常発達
7．歯周病の悪化（歯槽骨の吸収）
8．外傷性咬合
9．頭痛
10. 肩こり、首こり
11．首、背中、腰の痛み

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