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2011/02/01
矯正 治療中

娘の永久歯欠如＆受け口の治療で相談です。

りん様51歳女性
５歳の娘が受け口の為歯科医院を受診しました。

レントゲンの結果、上３本（３番目左右、右５番目）下（中心前歯２本）の永久歯が欠如していることが判明しました。母としてとてもショックを受けています。

診断の結果、上３本が欠如しているが為に上あごの成長が悪いことも考えられるようで、これから矯正治療にうつろうとしています。
第一期の矯正は、上顎の成長を促し、下顎の成長を抑制すべく直接歯に負担をかけるものではなく、針金とプラスチックのようなもので出来ている器具を口にはめることになりました。

今、気になるのは、今この時期にこれが最適な方法なのか？
他に方法はあるのか？ということ、
また、欠如が５本とのこと、１〜２本はよく聞きますが、５本とは何か身体的に疾患がある疑いはないか？

一番は、下の前歯がないわけですから、今後の歯並びがとても心配です。

今まで下の前歯２本がなくても矯正やインプラント？等で美しい歯並びになった症例があるのでしょうか。

上の姉（７歳）も受け口で一緒に治療をはじめようと検討しているところですが、こちらも上前歯６番目左右が永久歯欠如でした。

下に二人兄弟もおります。
この二人も欠如や受け口になってしまうのでは？
という心配もあります。


質問だらけですが、
どうぞよろしくお願い致します。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
受け口反対咬合ですが、噛み合わせから来る場合遺伝など骨格的なものから来る場合で治療が若干変わってきます。

成長を抑制することですが、最終的にはできないような気がしています。

やはり成長期に、小さい頃にいくら抑え込んでもその反動がくるといわれています。
大事なことは、きちんと分析をかけて上の顎が小さいのか下の顎が大きいのかをある程度把握する必要性があります。

またそれが遺伝的なものかどうかの判断も必要になります。家系の中に受け口の方がいればほぼ間違いなく受け口になると考えていいと思います。その場合、成長を抑制されている部分があればそのロックを解いてあげる、またきちんと成長できる環境を整えることが大事になります。

装置的にはムーシールドなども考えられますので、そちらで一時的にでも反対咬合を解いてあげて正常な咬み合わせを作ってあげて、成長を促してあげるのも一つの手ではないでしょうか。

現状の治療でも問題は無いと思われます。

結果的には、成長が終わるまでの経過観察が必要になります。インプラントなどの治療は20歳を超えて安定してからの処置になります。

心配であればお近くに大学病院もありますので無料相談でも良いので一度受診して相談されてみてはいかがでしょうか？

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
最適な方法というのはありそうで実はありません。

たぶんこうなるだろうという大まかな予想のもとにそれならばこうなる方向に持っていこうというのが矯正治療です。（だからこそ非常に難しく、専門医がいます。）

もしかしたら思った以上に身長が伸びて何もしなくても顎が成長する可能性もあるし、身長が伸びずに、顎が発達しない可能性もあります。

将来の身長を5歳の段階で100％予測するのが不可能なようにそれに対する処置も変わってきます。

欠損の多い兄弟のようなので一度全身的な検査をしてもらうのもいいかもしれません。詳しくはわかりませんが、小児科、もしくは内科で調べてもらうのが一般的だと思います。

歯が欠損していても歯並びをきれいになった人はたくさんいます。
ただこのきれい、という概念も、非常にあいまいで、お母さんが納得できるきれいな状態というものがその程度かということでも話は変わってきてしまいます。

歯並びを治すことはできても、顎の発達そのものはコントロール出来ないので、オトガイ部分は見た目に受け口のように発達することも考えられ、これでは納得できないという考えであれば、外科的な矯正ということも考える必要性があります。

矯正はそのゴールをどこに持っていくかで長い治療と成長という要素があるため大きく幅があります。心配であれば数件の矯正専門医の話を聞いてから
どうしていくのか決めるというのが一番いいと思います。

山内　美香　先生からの回答

東京都
白金山内歯科室
山内　美香先生
歯の少ない方が多くなってきています。

遺伝的なことも考えられますが、顎の発育がきちんとしていれば歯を作ることも可能なので、拡大床による治療がよいと思います。

上顎は鼻とつながっているので鼻への影響もありますから、拡大するのがよいと思います。

前歯のないものに関しては成長していく上で徐々に考えていかれたらよいと思います。

30歳を過ぎても乳歯の残っている方はいらっしゃいます。

他の歯より根が短いので抜けやすいのは事実ですが、成長が止まるまでは、発育に重点を置かれるとよいと思います。

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