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ご相談

根管治療後の違和感、疼きが取れません。

KKK様56歳女性
左下7番の根管治療マイクロスコープを使用し、担当医もこれ以上はできないという事でしたが違和感、疼きが取れずやり直すということになりました。

その際に
(1)リーマーファイルで歯の根を貫通させたようです。
(2)その際には強い薬を使ったようです。

次の日から
左顔面がそこを中心に痺れ出したので、2日後に薬を入れ替えてもらいました
その際にその先生は、薬が効いてるので良いと、言うことを言いました

その後から
左下4番(奥から3番目、その部分の歯は一対、4本はもともとありません)が疼き、銀がかぶせてあったのですが取れてしまいました。
そして、仮詰からCRで詰めてもらいましたが疼きがずーっと取れません。

諸事情で他の医院へ転院したのですがレントゲンでは虫歯の所見はなく他の歯の治療中(左上6・7番と左下7番)のため咬み合わせからくるのでは?と、言う事で疼いたままです

質問は
左下7番の強い薬から疼くようになったということは、その際に使った薬の影響はあり得ることなのでしょうか?

また、噛み合わせからくる咬合性外傷歯髄が死んでしまうということがあるのでしょうか?
その場合には根管治療をしたほうがいいのでしょうか?
顎のほうに引っ張られるような違和感の原因になるのでしょうか?

左側の歯の神経がことごとく壊れていくような感じがしています。
虫歯歯周病以外では噛み合わせでしょうか?

首にも違和感を感じることがあります。左耳下腺腫瘍を摘出してるのである程度の麻痺感、違和感はあって当たり前と思っていますがそれによる血流の問題とかもあるのでしょうか?

2年近く、歯科や耳鼻科、次回は神経内科も受診予定です。虫歯所見のない歯の根管治療は意味ないことでしょうか?

考えられる要因は出来るだけ取り除きたいと思っています。
よろしくお願いします.

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
>左下7番の強い薬から疼くようになったということは、その際に使った薬の影響はあり得ることなのでしょうか?

 →薬の影響もあるやもしれませんが、それより歯の根を貫通させる処置、私も行いますがその際の影響の方が強いのではなかったかと、私も時々経験するのですがどうしても感染物を押し出してしまうことがあります。気をつけているのですが、見えない部分であることと、測定機械及び手指の感覚で気をつけて行っているのですが、どうしてもそのような偶発的なことが起こることがままあります。ただ腫れたりその症状はきちんと消毒することで元に戻るはずです。大丈夫だと思います。

>また、噛み合わせからくる咬合性外傷歯髄が死んでしまうということがあるのでしょうか?

 →今まで何例か経験があります。

>その場合には根管治療をしたほうがいいのでしょうか?

 →絶対に必要です、でないと根の先にの袋を作る可能性があります、またできてしまいますので、早急に根の治療を行ったほうが良いと思います。

>顎のほうに引っ張られるような違和感の原因になるのでしょうか?

 →おそらく根先の腫れやの袋の影響で、リンパの腫れ違和感、筋肉組織への感染の波及による腫脹などから生じる可能性が考えられます。

>左側の歯の神経がことごとく壊れていくような感じがしています。虫歯歯周病以外では噛み合わせでしょうか?

→それは考えすぎ、心配しすぎだと思います。原因歯をきちんと治療すれば大丈夫だと思います。その際、全体をみての治療や診断も必要になると考えます。あと考えられるのは食いしばり歯ぎしり等もあると思われますが、あまりこんを詰めすぎないほうが良いのでは、すべて悪い方向に考えますと決していいことはありません。気の持ちようも時には大事です。

>首にも違和感を感じることがあります。
>左耳下腺腫瘍を摘出してるのである程度の麻痺感、違和感はあって当たり前と思っていますがそれによる血流の問題とかもあるのでしょうか?

 →すみません。血流に関して、この辺は専門の先生のご意見をうかがってください。いい加減な答えはよくないと考えていますし、失礼になるかと思います。

>2年近く、歯科や耳鼻科、次回は神経内科も受診予定です
>虫歯所見のない歯の根管治療は意味ないことでしょうか?

 →その通りです。自覚症状のない歯の不必要な処置は後々歯を失う原因となります。ただどうしても必要な場合もあるのは事実です。くれぐれも診査診断をきちんとしてから、処置に移る必要があると考えます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
虫歯歯周病は細菌によって起こりますが、咬み合わせはこのどちらにも関係しており、強い力によって起こるミクロの歯の破壊、そのすき間に細菌がつきやすくなることによって虫歯、さらに歯が揺らされることによって歯周病がより悪化することがあります。

またもう一つ考えられることですが、根っこの先のほうの歯の破折、ヒビ、根尖孔の破壊、セメント質の剥離、などがあり、そこに細菌が入り込んで
なかなか薬も効きにくい状況になっているようなことも考えられます。

ただこれらはすべて可能性で、こうなっているということは現時点で調べるすべはありません。

血流も全く問題が無いとは言いませんが可能性は低いと思います。

根っこの治療は非常に難しいこともあります。
どうしても違和感が取れない場合再植などの処置方法も考えられますが、適応かどうかは根っこの形態や程度によって様々です。

>虫歯所見のない歯の根管治療は意味ないことでしょうか?
 →意味がある場合もあるし、ない場合も考えられます。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
御心配ですね

まず、根の治療で強い薬を使用したとのことですが、一時的には強い反応が出ることがあるかもしれませんが、それが原因でいつまでも症状が続くことは無いと思います。ただ、根と骨との間にある歯にかかる圧力に反応する歯根膜と呼ばれる組織は、一度症状を出すと落ち着くまで時間がかかるのは事実ですので、暫く違和感はあるかもしれません。

また、咬合性外傷により歯髄が死んでしまうことがあるかとのことですが、可能性としてはあります。その場合は、壊死組織は生体にとって良いものではありませんので、症状の有無に拘わらず根管治療は必要だと思います。

あと、顎のほうに引っ張られるという症状は、噛み合わせから来る可能性もありますので、主治医の先生によく相談して診断して頂いてください。

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