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根管が石灰化して治療ができません。

みーん様48歳男性
いつもお世話になっております。
今回の相談は、「再RCTで未処置根尖病変根管石灰化。どうすればいいか?」です。
大きな根尖病変があるRCT漏れの根管の半分が石灰化ファイルが進まない模様です。

質問ですが、
1)RCT漏れで歯髄歯質に置き換わり石灰化根管が閉ざされた時は、その部分は周りの歯質と同様の完全なる象牙質になってしまうのでしょうか?元が歯髄腔のためその部分は脆かったり、目が粗かったりするのでしょうか?

2)大きな根尖病変があるため、できれば根尖近くに薬を置きたい気持ちはあります。しかし、臨床では石灰化根尖までファイルが通せない場合は通るところまで清掃をしてRCFを済ませるというのも方法としてあります。この場合、RCFの薬剤が元の歯髄腔に染み込み根尖下まで届くのでしょうか?根尖付近が疼くため、根尖近くに薬を置きたいです。

3)根管内の雑菌を可能な限り減らすと、薬が近くになくても病変は減少していくと考えてよいでしょうか?

4)石灰化してしまった根管を穿通させる方法はありますか?

5)自分でCTを見ると、ひょっとしたら、根管が屈折しているようで直角に曲がってる方に通していて、まだまっすぐに通る方に通せていないのかもしれないため、次回伝えてみます。それでも、直角で横になった部分はファイルは直角に曲がらないため根管が横になった部分の掃除は無理ですね。

ご回答お待ちしています。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
1)象牙質様のものとも言えると思います。

2)それもありますが、一般的に根の先に病態が存在するのであれば機材が到達すると言われていますが、現状は難しい場合が多く、薬剤での対応が主になります。

3)要は、ばい菌を希釈するという考え方になります。無菌にはできません。

4)脱灰させる材料もありますし、無理やり開ける方法もありますが、リスクやむなしになります。

5)通常は外科処置が選択肢になります。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
すべての根管を開けることは不可能です。
薬剤の浸透に期待して出来る範囲までで終わるというのが通常の判断です。
無理やり開けると根尖の破壊になり、さらに厄介なことになります。
外科的歯内療法という手段もあります。

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