結論から、言いますと、この場合
ブリッジにするほうがよいです。
「両サイドの
支台歯にかかってくる負担を考えた場合」は、力学的生理的負担は問題ありません。
「
咬み合わせはしっかりしています」「左6番がなくても、全く支障はなく、また、笑ったり、話をしてもそのスペースは見えないのです」と思っているのは、本人だけで、実際は、気が付いていないだけで、既に、問題を起こしています。
咀嚼効率が悪いために、「私は基本右で噛む」こと自体が問題であり、
既に右側片側のみの
噛み合わせになっていると思われます。顔貌が右にずれているか、右の筋肉が肥大しているはずです。つまり、顔が、かなりの非対称形になっていると思われます。
それに、加えて、既に
上顎の左6番の歯が
挺出(下に突出した状態)しているので、ブリッジをそのまま装着することも問題を起こします。
必ず、上の6番を
咬合調整する必要があります。その
咬合調整をしなければ、顔の非対称は悪化するだけです。
また、「見えない」と言われていますが、実際は
欠損していることは見えています。このまま、5、7番のみの冠を被せるだけであれば、上記の問題は解決されず、より深刻な問題を起こすことになります。
また、25年以上放置していますので、7番も既に前方にかなり傾斜していると思われますので、上の6番共々
噛み合わせの問題を悪化させるだけです。
この機会に、
口腔全体のリコンストラクション(再構成)をするよう、お考えください。