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根の治療中に化膿し激痛。どの程度で治療を再開しますか?

フディーゴ様52歳男性
3週間前から週1回のペースで虫歯の根の治療を開始しています。
治療箇所は、左下奥歯(7番目)になります。
なお手前の親知らずは2月に抜歯済み。
3/14(火)に2回目の治療後3/18(土)午前中くらいから段々と治療中の左下奥歯(7番目)が噛んだときに痛み出し鈍痛が増えてきて、市販のロキソニンで、痛みを止めていました。
しかし、3/20(月)夜の段階でロキソニンSも効かず激痛が始まり、一睡もできずに翌朝を迎えました。
翌朝はどうしても仕事を休めなかった為、その日の夜にかかりつけの歯科に受診し、治療中の歯も仮蓋を外してもらった所、少し激痛が治まりました。
その状態を見て担当医の先生からは、化膿してが出ていたようで、仮蓋をしていたから、で圧迫され激痛が起こったとの事でした。

その日は通常の虫歯の根の治療はせずに、まずは痛みを抑えましょうとの事で、虫歯の根の穴?を器具で何度かグリグリしたあと、自分でも取れるソフトな仮蓋をつけて終了となりました。
また抗生物質(フロモックス)を3日分9錠処方され、激痛は治まってきたのですが、まだ鈍痛は続いており、毎日ロキソニンを飲み始めています。
今日抗生物質(フロモックス)も飲み切ってしまった為、状態を確認してもらうのと、今後の治療方針について確認したく、明日(3/25)、臨時で掛かりつけの歯科に受診します。

そこでお聞きしたいのですが、虫歯の根の治療でが発生して1週間近く痛みが取れない状態の場合、一般的にの発生が無くなり、痛みが無くなるまでの期間はどのくらいなのでしょうか?

また今後の治療方針としては、膿の発生が無くなり、痛みが無くなった後で、本来の虫歯の根の治療を再開すると理解しているのですが、の発生が無くならない、もしくは、痛み止めが必要な痛みが無くならない、などの状態は、どの程度の期間まで我慢(待てば)するのが良いのでしょうか。

また、最悪、虫歯自体を抜歯する決断が必要な段階は、いつ頃、どのような状態になると判断が必要になるのでしょうか。

以上、宜しくお願い致します。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
通常1週間程度で腫れは引いてきます。
引き続き根の治療をして最終的には根の中に詰め物をすることになります。
抜歯に至る場合ですが、がどうしても止まらない場合、根が割れている場合、痛みが引かない場合等、考えられます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根っこの治療中なんですね。
医療では一般論ということはなかなか言えません。
風邪のような症状ですが一般論で何日くらいで治りますか?という質問に普通は、3日です、と答えられますが、その人がすでに2,3週間、風邪の症状が出ているときにその答えで正しいといえるでしょうか?
根っこのも原因さえ取り除ければ2,3日でが出ることはありません。
ただこの歯の根っこは非常に複雑で完全に無菌にすることは理論上もあり得ません。
なので出来るだけ根管内を清掃するなどの処置を行っているところです。
(その他歯根破折根尖破壊、未発見の根管、側枝など、どこに問題があるのかも特定することが非常に困難です。)

抜歯をしたほうがいいかどうかなどは特に決まりなどはありませんし、痛みの程度は本人にしかわかりません。
根管治療はその治療技術に左右されることが大きい治療です。
CTマイクロスコープ、ルーペなどを使用しているところもあればそうでないところもあります。
もちろんそういう道具なしに神業的にうまい先生もいるでしょう。
裏を返せばそういう道具も技術もない普通の先生もいるということです。
ただそれを判断することができるのは患者さん自身でしかないので、転院を考えるのであれば地道にしっかりとご自分で調べるしかないと思います。
根管治療専門医などは少しは探すのに役に立つかもしれません。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
急性の歯根膜炎の状態のようです。
一般的に、と言われてどのくらいということは大変難しいです。

局所における炎症反応の強弱と、その方の抵抗力・免疫力・体力などにより状況は変わります。
1〜2日で状態が落ち着く方もおられますし、それこそ10〜15日と苦しまれる方もおられます。
ご本人としては、栄養を十分にとり体力を消耗しない生活を心掛けるようにして下さい。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
フディーゴ 様、初めまして。
根管治療中の経過が気になる事と拝察申し上げます。

文面より推測致しまして恐らく「難治性の感染根管」になっているものと思われます。
「難治性感染根管」は、様々な理由により根管内の細菌が消毒殺菌されない状態で、化膿性の炎症が持続している状態をいいます。

以下の様な要因があります。

1.根尖部周囲の複雑な組織状態
 1)根管側枝の存在
 2)副根管の存在
 3)閉鎖根管
2.根管穿孔
3.治療器具が到達できない部位までの感染
4.歯根尖周囲の病変(根尖病巣嚢胞等)
5.夜間就寝時の歯ぎしり
6.噛み締め癖
7.TCH
8.5、6、7が原因による歯根破折

5、6、7が存在する場合、口腔内には、以下の様な症状が出る事が多いです。

1.骨隆起
2.歯の咬耗
3.歯の摩耗
4.歯のヒビ
5.顎関節症状
6.被せ物詰め物がすぐ壊れる
7.知覚過敏の症状
8.歯頸部くさび状欠損
9.舌の痛み
10. 舌圧痕
11.頬粘膜圧痕

難治性感染根管の場合、治療回数、治療期間等は中々予想がつかない場合が有ります。
1度歯内療法専門医で診て頂く事も選択肢の1つです。
お大事にどうぞ。

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