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奥歯の詰め物の種類は、金が良いですか?

おかだけいこ様63歳女性
左の一番奥の詰め物がとれ、中が虫歯になっているとかで、薬を入れていただき、1週間の経過を待っているところです。

今週金曜日までに詰め物の種類を決めるように言われております。
金が一番いいということですが、噛み合わせる相手の歯(左上の歯)に昔に入れた銀(?)が入っていると、下の歯だけ金にしても意味がないとも伺いました。

高額な自費治療になりますので、専門の方にお尋ねしたいと思います。

噛み合わせの片方だけを金にするのは有効でしょうか、また保険診療でできる詰め物は、体に有害なのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
私見ですが、基本的に詰め物、被せ物保険保険外(自費)があり、そのどちらを選択するかで、変わってくるものです。

最終的には、ご自身の判断になります。金(貴金属)は間違いなくいいものだと思います。ただ、保険だから駄目な材料は無い筈です。

大きな違いは、審美的な観点や見た目、体にどれだけ優しいかの違いになるだけです。

その歯だけ高額なものを入れても問題はないと考えます。
保険の白いプラスチックでも大丈夫なこともあります。保険の金属でも大丈夫でしょう(金属アレルギーが無ければ)。

最後は、ご自身の価値観で決めてください。

小郷 邦治 先生からの回答

岡山県
小郷歯科医院
小郷 邦治先生
保険診療でできる詰め物は、体に有害なのでしょうか」という点ですが、
保険診療の範囲内で、使用する金属も貴金属の合金(金Au12%、パラジュームPd合金)なので、通常では、金属アレルギー等の問題はありません。(全く無い訳ではありませんが、)

噛み合わせも、詰め物程度で適正に調整してあれば、問題はありません。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
金のよいところは修復に関してより精度を上げてぴったりに作ることが出来るということです。

またそれに関して縁展性というものがあり金属の詰め物と歯との境目の段差をよりぴったりにするということが出来るというのが特徴です。

もうひとつ有効な理由として、金は、歯と同等の硬さを持っており、ほかの歯がすり減るのと同等に金も減ってくれるということがメリットとしてあります。

保険で使用する金属、材料に関してですが、保険の金属では歯よりもかたいというのが現状です。これにより決定的に歯にダメージがあるとまでは言えませんが金に比べると弊害が起こる可能性は否定できません。

あと有害性ということに関してですが、金属アレルギーなど一部の方に深刻な事態を引き起こすことはありますが一般的には保険で使用する歯科材料が、有害とまでは言えないと思います。

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