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2015/11/29

親知らずの抜歯後、穴から骨が露出していて骨髄炎が心配。

TEL様81歳男性
今年の6月に左下親知らず虫歯になりました。
本来抜歯が基本らしいですが、該当部分は7年前に頭頚部ガンで70グレイの放射線治療を受けているので、抜歯は危険という事で、根管治療を歯科大病院で治療しました。
10月になって、該当部分から大出血が始まり、日曜日なので、休日診療の病院で血止めの処置をして縫いました。

1週間後の抜糸は元の病院でするように言われ、予約を入れましたが10日先になりました。
その2日後また縫ったとことから出血、予約まで間に合わないので、近くの口腔外科に行き、硬化ゴムのようなもので止血してもらいました。

放射線後だが抜くしかないという判断で、その病院で入院して抗生物質を点滴しながら、抜歯しました。
同時に3〜5mmの腐骨もころりと取れました。
一応縫って入院しながら点滴して抜糸まで入院していました。

抜糸後も大きな穴が開いたままで骨が見えています。
今は抜いて約1ヶ月ですが穴は開いたままなので、食事の時に食べカスを入らないようにするプラスッチクのカバーを作って食べる時は装着しています。

2週間に一度今後点検に行くのですが、穴は一生ふさがらないのでしょうか?
また常に骨髄炎を気にしながら一生通うという事です。
特に痛みも出血も無いのですが、穴の中は骨が露出しており、雑菌感染しないよう常にうがい、イソジン消毒を続けています。
抜歯後よりは穴の周りに歯肉が少し下へ伸びたかなと言う感じです。
抜歯後約1ヶ月です。
歯肉が伸びていずれ穴がふさがるのか?今の病院が言うようにふさがらないままなのか?

私のケースの予後はどのようになるのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
放射線治療後の経過ですね。
通常であれば数週間もすれば骨は粘膜、歯肉でおおわれてくるわけですが、その再生能力が極端に低いため穴がいているという状態だと思います。
そして今後のことですが、こればっかりはだれにもわかりません。
もちろん再生能力が全くのゼロになっているわけではないと思うので少しずつは回復していくと思われますが、その回復能力と感染の力とのバランスだと思います。
回復能力のほうが大きければいずれ傷は縮小していくでしょうし、感染が続くようならなかなか治癒しないということもあり得ます。
いずれにしても今現状出来ることをしっかりとしていくしかないと思います。

ただ希望的な観測を言うと、やはり放射線の影響もだんだんと薄れていくのは薄れていきますし、実際に放射線治療を行った方でも当初口内炎がひどくてもだんだんましになり、口内炎にならなくなることが普通です。
ということは再生能力がだんだん回復してきているということで、一生このまま、というのは言い過ぎなのかもしれません。
医療機関としてはあまり希望的なことを言って、もしまた感染が起こったりした場合あの時こういったということを避けるために最悪のことを言っているのかもしれません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
正直なところわかりません。
専門の先生のおっしゃることが、的を射ているような気がします。

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